それをお義姉さんのご主人に、いつものように料理してとお願いしたら、こころよくOKしてくれてザリガニもたくさん用意して待っていてくれました。
ザリガニ.......。
飼うのではなく、この辺ではみんな、ザリガニを食べます。
ストアーに行くと、大きな網の袋に入った生きているザリガニが、普通に売られています。
普通のクーラーボックスの2倍くらいある大きなものに、たくさん入っていました。これで40~50ドルだそうです。
うじゃうじゃ.......
何度も水をとりかえてよく洗います。
立ち上がってハサミを振り上げている威勢のいいのを見つけました。
もっと近くで見るとこんな感じです。
味付けはケイジャン風。(ケイジャンについてはこちら )
市販のシーズニングを大きなポットに入れるだけ。
目分量でザーッとシーズニングを入れていたので、分量やレシピは聞かないでください。(笑)
ザリガニ、カニ、エビを茹でるためのシーズニングとチリペッパー
この大きなポットにシーズニングを入れてぐつぐつ煮ます。
これは父さんが取ってきたカニを煮ています
5~6回に分けて茹で、やっと茹で終わりました。
40~50センチもある大きなトレイにのせていただきます。
ザリガニ、カニ、とうもろこし、ジャガイモ、右端にあるのは鹿のソーセージ。
このあたりでは鹿の肉もよく食べられています。
これは一人分です
けっこう香辛料が効いていて辛いです。
味は少し泥臭いですが、6年もここに住んでいると慣れてしまいました。
けっきょく全部食べました。
ケイジャンと呼ばれている人たち(父さんの先祖もケイジャンです)が、強制追放されルイジアナに移住してきた時、とても貧しかったため、ザリガニやカエルなどを食料の一部として食べていました。それがケイジャン料理として残っています。
昔の移民団や開拓者たちの話を聞くとき、人間は試練の時信じられないくらいの力を発揮し、たくましく強められていくんだなと感じます。
私も含めて、今多くの人が試練と向き合い克服するために頑張っていると思う。
私たちにも昔の人たちと同じような力が備わっている。
頑張っていれば必ず出口は見つかるし、ドアが開かれる。
そして試練を克服した時、私たちは強められて、今までよりもっと人の気持ちがわかったり、人にやさしくなれたり、もっと深い愛を持って人に接することができるようになる。