ごろ国立西洋美術館 の世界遺産の登録が見送られたニュース が報じられた。しかしなんで、美術館が世界遺産なんだと思った。コルビジェ建築ということらしいが、このコルビジェ、有名な弟子が居る。前川國男である。地元弘前にはこの人の建築が8つほどある。所謂コンクリート打ちっぱなしというもので、代表的なものは弘前市民会館である。

もう建ってからかなり経ているが、地元出身の棟方志功の版画の緞帳とともに、小さい時から慣れ親しんだものである。

今回は前川國男の記事ではないのでコレくらいしておこう。


この国立西洋美術館だが、成り立ちが実にマカ不思議っていうか、フランスごとき敗戦国の弱みに付けこんでなめた真似をされた結果なのである。松方コレクション を押収したフランス政府が、日本に松方コレクションを返還される時の条件として建てられた代物なのである。ル・コルビジェが基本設計して、その弟子の丹下や前川が設計して建てたものである。


建物のうんちくは別として、フランスごときナチスにことごとくやられた国がえらそうに、もともと日本のものである絵画を返還するときに条件をつけて、しかも全部を返還したわけでもなく、一部のコレクションはいまだ、パリのオルセーや隣のルーブルにあるのだ。まあ戦争とはそういうものだと思うが、惜しいものである。


その松方 ってどんな人物なんだと調べてみたら、これまたびっくり 川崎造船所で社長を務めたりしている人物。

今の今まで知らなかったが、ドイツに潜水艦の設計図を買いに行くついでに、趣味で買い物してる。

先の映画の「真夏のオリオン」の史実のイ号、絽号潜水艦はもともとドイツの設計、川崎造船で造られたというのも意外だが、当時の金で300億円の大(だい)、大人買いをしていたというのである。 そこから、ここまでとかの買い物、しかもあのフランスが返すのもつたいないからと、くすねたぐらいセンスの良い買い物をしている。実に驚くべき人物なのである。


んー松方幸次郎 放蕩の:気があり全部が誉められたものではないが、大正時代から昭和初期の偉人としてかなりのやり手と見た。 で、その松方コレクションが母体となって今の西洋美術館が出来たことを知ってしまった時、その数奇な運命のこのコレクションに興味を覚える今日このごろである。


んーやるなぁー。松方さん。