深い緑、草原、苔むした森この映画のシーンは美しく濃い緑色にあふれている。そして、流される血。
1920年アイルランドの南部の小さな町での出来事。集会を禁じていたイギリスが、アイルランドの伝統的スポーツ=ハーリングの集会を取り締まりに来た。そこでイギリスの武装警察「ブラックアンドタンズ」が17歳の少年を英語でなく、アイルランドの現地語で名前を告げたことに腹を立て殺してしまう。
復讐を誓う人々、ロンドンでの病院勤務が決まり、はじめは「英語名を言わず、抵抗するのは殉教者か?」と取り合わなかったデミアンだが、出発の日駅で武装警察の暴挙に遭遇すると一転共和国軍に忠誠を誓い、IRAの戦士として武装警察を殺して行くのであった…。
貧しいながら誇りに満ちた人々。兄弟や幼なじみでありながら現実や国を愁いながら内戦に突入してしまう。
ヨーロッパの国々の成り立ちは、富める強国と貧しい弱小国の関係は一様にこういった図式から、海を渡って富を求めて殖民がなされてきた。その蛮行は今もアフリカなどでも変わらず行われている。 なんともやりきれなくシーンで終るが…。二時間眼が放せない映画だと思う。
- 麦の穂をゆらす風 プレミアム・エディション
- ¥4,440
- Amazon.co.jp