NHKの教養番組。イギリスやアメリカでは芝生を綺麗にすると言うことは、家の資産価値を高めるものだというがしばしば見れる、ヨーロッパのモノクロのワイルドフラワーやガーデンの写真は良く見るし好きである。僕は小さい頃、親父に、魚類・鳥類・植物・昆虫・動物の図鑑を買い与えられている。それは当時のものとしてはかなり高価な部類だった。親としての想いの現れてであるが、その図鑑<甥や姪まで見て育ったがその路プロまでたどり着くにはいたらなかった。
植物の名前をスラスラ言えるにはまず興味を持たないといけないが、それがこの歳になるとやはりおっくうである。という訳でベスの弟子というか庭師のたまごはまだ17歳。欲もなく、満ち足りて師匠の教えを習得していく。プロとアマチュアの違いとはそーいうものだ。僕もそういった資質はもつていて、本来は金の垢にまみれた経済活動にどっぷり浸かっていない、喰っていけるか解らないが研究者への憧れがあった。(というよりある。)
そういった感性をくすぐられる番組である。
砂利の庭と呼ばれる、水を一切与えない庭を造ったベスと道徳心が甘いそれで居てエキセントリックなガーデンを構築した友人(名前わすれた)でもありライバルとの論争など。
現代人は水を使いすぎる。ガーデニングが盛んなイギリスでは、しばしば問題になり、緑を保つために一晩中芝生に水を蒔いたなどというキチガイじみた話など。
そのグリベルガーデンの美しさと精神を彼女の生き方と供に解き明かしていく。何を成し遂げたかではなく、実現する過程が「生きる」という事であると〆ている。
驚いたのは、ライバルのガーデナーは日本の草木を多用して庭を造っていたし、ベスの庭にも天(Heaven)地(Earth)人(Man)という美の黄金法則から作っているというし、日本原産の植物も多用されている。日本の生け花の本を愛読しフラワーアレンジメントを続けているという事。
しばしば日本という国は、自国の文化に自信が持てなく遠く遣隋使の時代から大陸や欧米のものが一番という風潮であった。中には上手く日本の文化として取り込んだものがあるが、選択に迷った過程は馬鹿に出来ないと思う。
伝統だけを重んじると何も新しさを生まないが、逆輸入のようなこういったものを通して日本を知るのは、現代日本人には必要であるとも思えるしそれが自然だろう。
何はともあれ、こんな庭も素敵だと思える。自然を上手く取り込む、そして生き方、最愛の連れ合いを亡くして路頭に迷う人、自分の価値も解らない人、自信のない人>>いや多くを語ると変な宗教じみていくので今日はこの位でやめておこう。
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