「まだ、青いわよ…」子づれのお母さんが僕のそばで言った。 別に青くて結構、すぐに食べるのではない。買って帰って、段ボールの箱…(お菓子とか冷蔵庫に入れないものを入れておく様にしている)に入れて熟成をまつ。
黄色になったころあいを見て食べる。 んーそれでも、屋久島で食べたバナナと違い、甘みは弱い気がする。
屋久島のフルーツ園のバナナは、熟成自体が違うのか?ねっとりした感じ。
でもこのフレスカーナ、それなりに甘い。青いのは、もちろん新鮮な証拠。 どこのメーカーのバナナも熟成は国内でする。店先で程よく黄色になっているのは、すぐに食べる分には良いが日持ちはしない。もちろん冷蔵庫にいれたら、いっぺんに冷蔵庫焼けしていたんでしまう。 百円ショップにバナナ用のハンガーが売ってたりする。
早く食べたいとおもったら、りんごと一緒にしておく。エチレンガスをりんごが出す為だ。もっとも、青いバナナも三日もすれば食べ頃だ。
ネットで検索すると驚いた事にバナナのラベルコレクションのページがあった。ローソンの百円ショップで買ったフレスカーナはk刻印のフィリピン産だった。
思い出すのは、弘前のかんご会(観桜会が訛ったもの)の時、夜店のバナナの叩き売り。黄色のバナナの大きな房が店先をかざり、まばゆくて神々しい輝きを放っていた。ほしかったのは、ラジコンのデカイ戦車(当然高くて買えない)とブリキのおもちゃ、わた飴。おもちゃ屋のとなりは、バナナの叩き売り、てきやの親父ががなり声と供に売っていくのだ。
その当時珍しかったので、結構売れたみたいだ。
弘前のこの頃の名物は、がさえび(シャコもっとも、形がグロで食えなかったが…)とがに(毛がに)とバナナだった。
がになどもらい物で食べるとやっぱり無心になり、無口になって食べる。
新聞紙を広げて、かにをばらして殻を割り、身をすする。小さい頃、親父がそうやって食わせてくれたのを思い出す。
まだ真冬なのに、心はすでに桜の頃である…。 今年は桜の頃に帰弘するかなぁ…。