50歳を迎えた。


もう50歳。


50年。


長かったような、あっという間だったような。


振り返れば、本当にいろんなことがあった。


笑った日もあれば、もう終わりだと思った日もあった。


でも、その全部が今の自分を作っている。


だから、この節目で一つだけ話しておこうと思う。



4年前。


自分の音楽人生を大きく変える出来事があった。


詳しいことは話さない。


話すつもりもない。


ただ、一つだけ伝えておきたい。


あの日までの俺は、


「仲間を前へ出すこと。」


そればかり考えていた。


いつまで俺が企画するんだ。


いつまで俺が人を集めるんだ。


いつまで俺が全部背負うんだ。


そろそろ自分の足で立ってほしい。


失敗したっていい。


そこから学べばいい。


それが、俺の考えだった。



でも、人生は思ったようにはいかない。


あの日を境に、俺は一つの決断をした。


今までと同じやり方で音楽を続けるのは終わりにしよう。


誰かを責めるための決断じゃない。


自分の人生を、自分でもう一度歩き直すための決断だった。



正直、あの頃は苦しかった。


音楽そのものを辞めようと思った日もあった。


でも、不思議なもんだ。


人生はそこで終わらなかった。


新しい仲間と出会った。


新しい景色を見た。


また海外でギターを弾くこともできた。


そして今、もう一度音楽が楽しいと思えている。



だから思う。


人生は、自分の思い通りにはならない。


でも、思いもよらない方向へ進むことはある。


あの日がなければ、今の俺はいない。


それだけは、50歳を迎える今だから言える。



過去を恨むつもりはない。


誰かを責めるつもりもない。


ただ、自分の人生には、あの日が必要だった。


そう思えるようになった。


それだけで十分だ。



2027年。


また皆さんの前で、きちんと音を鳴らしたいと思っています。


その時は、50年生きてきた全部をギターに乗せて届けます。


また会いましょう。