癌治療費は、癌患者の病状や治療内容によって大きく変わるものと思いますが、私のケースについて概略記載してみたいと思います。

私の場合、まだ治療の初期段階で、これまでのところ、12日間の入院による各種検査と最初の抗がん剤点滴までのセットと、大学病院から紹介を受けて始めたクリニックによる2回目の抗がん剤治療となります。

最初の検査入院プラスαの窓口支払いが、約17万円でした。この内、差額ベッド代が7万円、食費が1万3千円で、実質的な診療費は合計で8万7千円でした。診療内容は、MRI検査、腹腔鏡手術による検査、抗がん剤投入の為のポート設置手術等を含んでいる為、診療費はもっと高いものと想像していました。診療費がこの金額になったのは、健康保険の高額医療費上限の法定ルールによるものと思います。さらに言えば、私が加入している企業の健康保険では、さらに高額医療費の負担軽減の為の付加給付制度があるので後日、6万円程度の給付金があるものと見込んでいます。

なお、差額ベッド代は1日当たり7千円で、差額の内容はテレビがあるかどうかの違いだけです。入院してみると、スマホを見る事が殆どでテレビは見ていませんでした。ただ、病室にテレビ無しのベッドの空きが無く、仕方ありませんでした。

2回目の抗がん剤治療費は、6万9千円でした。内訳は、抗がん剤の点滴費か3万9千円で、抗がん剤の副作用によら白血球の減少に対応するための皮下注射費用が2万6千円、副作用を抑える各種薬代が4千円でした。

3回目以降の抗がん剤治療費が、2回目た同様のレベルになるのか、今後確認していきたいと思います。なお、2回目の抗がん剤治療費についても、健保の高額医療費軽減措置があると思いますので、幾らかの給付が後日されると思います。こらについては、約3ヶ月後とな事なので改めて確認したいと思います。

私の場合、現役会社員の時代に入っていた入院保険を退職時に停止してしまった為、とても後悔していたのですが、保険適用の標準治療をしている限りでは、想像していたよりは高くなさそうというのが、現時点の印象です。

この費用面については、いずれ行う予定の本番の癌切除手術が終わった段階で、高額医療費軽減措置の給付金と合わせて、改めてお伝えしようと思います。

癌になって、日本の健康保険制度、会社の健保組合による付加給付制度の有難さを強く感じている次第です。

それでは、また。