3月頃からみぞおちの辺りの痛みを感じていたものの、当時は膵臓癌だなんてこれっぽっちも想像していなかった。

近所にあるかかりつけの小さな内科医院では、機能性ディスペプシアを疑い、漢方薬を処方されていた。それでも症状の改善は全くみられない状況が続いていた。

奥さんとは、そんな状況をLINEで時々やり取りしていた。そこで積極的な動きをしてくれたのが奥さんと娘だった。奥さんから状況を聞いた彼女は、しっかり検査をした方がいいと言う事で、私が当時住んでいた大阪ですぐに胃カメラ検査を受けられる病院を探し出し検査するように強く提案してきた。

ただ、当時の私は4月末に迫った会社の退職に向けて引き継ぎ業務に忙しく、その区切りがつくまではと先延ばしにしてきた。

ただ、会社を退職し、4月末に都内の我が家に戻ってきた後も私自身は胃カメラ検査にはあまり乗り気ではなかった。その状況でやはり積極的に動いてくれたのが奥さんと娘であった。奥さんが近所のクリニックで胃カメラ検査の予約を先にとってくれていたのである。後から聞くと、奥さんも娘も、私の様子を見て何かある、何かはわからないが何かあると感じていたとのことであった。

こうした家族の気持ちと行動により、胃カメラ検査に消極的だった私も検査を受けるようになり、胃カメラで真因が特定できなければ次はエコー検査へ、そしてエコー検査でも真因が特定できなければCT検査へと繋がり、今があるのである。

今、奥さんや娘が心配し、更に具体的に検査予約まで取ってくれる行動までしてくれたことに心から感謝している。本当にありがとう❗️

家族の支えや大きな恩に報いる為にも、この癌を乗り越えていけたらと心から思っています。そう簡単な話しではないだろうけど…