今日、病院に庭園なるものがあることを初めて知り、早速来ています。緑が多くて、天気もよく、本当に気持ちがいい。これからは、どんどん利用しよう!

庭園のベンチで思いを巡らしている。何で自分は膵臓癌になったのだろう?これについては、脂っこい食事が好きで、肥満だったから、つまり、全ては自分の生活習慣の責任だと思う。近親者には癌の人は見当たらないし、遺伝要素では無い。次に、もっと早く気づくことはできなかったのか? という問いかけがくる。これについては、自分の事を例にすると、最初に腹痛を感じてから、膵臓癌の可能性を指摘されるまでに2ヶ月だったが、他の皆さんのブログ等を見ても、特に遅い訳でも無いと思う。ただ、率直に言うと、近所のかかりつけ医さんは、機能性ディスペプシアの可能性があると診断して漢方薬を処方してくれたが、もう少し、膵臓癌のようなリスクの高い病気の可能性を疑ってもよかったのではと思う。ただ、きっとそういう症例に出会う機会も少なかったのだろうと残念に思うことはあっても、責めるつもりはない。

自分のことはさておき、これからの人達が、もっと早期発見するには、どうするのがベストなんだろうかと考える。インターネットを見ると、自覚症状に頼っていては、早期発見はおぼつかないので、高リスク者を特定して疑いの気持ちを持ちつつ、充分な検査に持ち込むという考え方も紹介されていた。これは、もっと広まるといいなと思う。

しかしながら、それだけでも全く足りないように感じる。考え方が、患者本人の気付きや、医療機関の努力に頼っているのである。

企業に勤めている人は、健康診断は毎年必ず実施している。ただ、今の健康診断では、膵臓癌等の早期発見は難しいのが実情。検査内容が足りないのである。少なくとも、リスク者のあぶり出しを行い、リスクがある者は、たとえ自覚症状がなくともMRI等の精密検査を強制的に受診する仕組みが望ましいと思う。

日本は今、少子高齢化が言われ、働く人の人口減少が問題になっている。政府や社会が、癌の早期発見を戦略的に進める事は、働く人の人口を少しでも減らさないようにすることに繋がるし、社会的に医療費負担を減らすことにも効果があると思う。

こんなことは、偉い人達が考えてくれていると思いたいが、自分自身の頭の中に浮かんだことなので、つい記載してしましました。

失礼致しました。