エミリアIGTピニョレット06 アルベルト・テデスキ

ピニョレット100%

エミリア・ロマーニャ州の白ワイン。醸し発酵によるピンクの入った黄金色。輝きが強く、若さと酸度の強さがうかがえる。

ウンブリアのグレケットのクローンのひとつと同一だと言われるが、やはり非常に似たニュアンスは感じられる。つい先日のオルヴィエートにみられた、柑橘類やリンゴの花。そして土臭さや鉄ッぽさの少ない、つまりミネラルの穏やかな、柔らかくさらっとした土台。時間とともにチーズやバターなど動物性タンバク質の香りが強く出てきて、エミリア・ロマーニャ州の名産であるパルミジャーノ・レッジャーノやハム類が食べたくなる。鉄分がすくないので肉でも白身、つまり山の少ないエミリア・ロマーニャの家畜系肉に相性ぴったりだとわかり、土地とのつながりも感じさせてくれる。旨みがこくオイリー、柑橘類的なさっぱりとした酸味があり、タンニンのある適度に引き締まったボディ。子牛やチーズを詰めたラビオリにバターを使ったシンプルなソースや、旨みのあるコンソメスープに浮かべても。
実際には、山形の三元豚をシンプルにフライパンで焼いてレモンを搾っていただきました。
しっかりとした旨みやコクのある三元豚にぴったりと合いました。

2011.4.18
今日のマリアージュ。
ベネヴェンターノIGT・ファランギーナ ムスティッリ社とタコのカルパッチョ。
ファランギーナの潮の香りとオイリーさが、タコの風味と身質にぴったり。

2011.4.17
エミリアIGTバルベーラ05 ラ・ストッパ社

バルベーラ100%

エミリア・ロマーニャのバルベーラについて考察。
ピエモンテのアルバ、アスティのものに比べ、ふっくらと親しみやすい印象。
色調も、赤みが強く黒みが少ない。フルーツも華やかな印象をあたえる赤いフルーツが主体で、黒みがかった、渋味やスパイシーな要素を連想させるフルーツの香りはすくない。スパイスだと、白系のスパイスや、ハーブの香りが多い。
味わいにも同じことが言え、やはり黒や茶色系のスパイスの風味や、渋味をともなう、黒皮をすりつぶしたような香ばしい風味はすくない。よってジューシーで親しみやすい味わいに感じられ、お肉でも赤みの強いものよりも、白身で、かつ香ばしく焼いたものというよりも、ゆでたもの、ゆでたてのソーセージ(ハーブを入れても)のジューシーな味わいには最適だと思う。
2011.4.16