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【トークイベント】今年2024年に小説『東京都同情塔』で芥川賞を受賞された
[九段理江]さんが金沢で講演会をされるとの事で参加させていただきました。

幼少期から自宅にいても“居場所”がなく、
いつも図書館に足繁く通っては本を読み漁っていたそうです。

そして移住した石川で古本屋でアルバイトをしつつも、
5年ほど小説を書いていたものの芽が出ず、
地元埼玉へ戻りようやく芥川賞を受賞されたとの苦労話を聴かせて下さいました。

“九段さんは少し天然さんなのかな?”
と思わせられるような語り口調でしたが、
「芥川賞を受賞する作品は“純文学”が多い。
しかしその純文学が廃れつつある」
「答えが出ない問題に取り組める事が魅力である純文学を
これからも絶やしてはいけない」
とご自身の思いをシッカリと伝えて下さった事が、
とても印象的でした。

また現代ではAIで文章の執筆に頼りがちではありながらも、
「人間にしか生み出せない言葉を生み出すためには
やはり人との対話が重要ではないだろうか」
「両親がもっと普遍的に“対話”を続けていれば、
離婚をしなくても済んでいたかもしれない。」
と、幼少期の辛かった思いも交えて話をして下さいました。

そんな九段さんの長所は
「何にでも興味を持つ」という事。
興味を持つことで
小説のテーマやヒントが次から次へと出てくるそうです。

年齢を重ねても好奇心を持つ事は大事だな、
と私もヒントを得られたような気がしました。

#九段理江さん #小説家 #芥川賞 #東京都同情塔