3か月振りの“自分メンテナンス”

5分早く着いたものの、
前回と同じご年配のスタッフさんが笑顔で出迎えて、
直ぐにベッドへご案内してくれた。

『15分ですが、どこがお疲れですか?』と尋ねられたので、
「首と肩メインで」とお伝えし、ベッドでうつぶせ。

背面を軽擦してから腰椎を手掌圧迫。
左仙骨から肩にかけて母趾圧。

その押圧も、押して揺らす、押して揺らすといった手技。
首は、背面からの立ち位置で、首の付け根から脳天に向かって持続圧。

焦ったり、戸惑ったり、緊張したり、といった様子もなく、
右腰に触れた瞬間『ここ痛いでしょ』と言ってきた。
「右が硬い、とよく言われるんです」と話すと、
『先に左からほぐして、最後に右をほぐしますね』と言ってくれた。

首~肩にかけた僧帽筋に沿って、
何度も往復で押圧。

序盤の軽いタッチから後半は、
手がジンワリ熱くなるくらいにまで
ガッツリ圧を強くしてくれた。

うつぶせでも首の胸鎖乳突筋ギリギリまで強く押され、
少し息苦しさとヒヤヒヤ感はあったが、
15分経過しても肩甲骨を手根で揺らしたりほぐしたりもしてくれた。

最後に座位でタオルを首に引っ掛けて、
タイ式のようにゆっくり引っ張る手技で終了。
“伸びた~”という感覚はなかったが、
右首と肩の血流が良くなった感覚があった。

身支度を終えて受付に向かうと、
『お水かお白湯どちらになさいますか』と聴かれたので
白湯を頂いた。

支払いの時、領収書を切ってくれたが、
切り離す際に端の一部が破れていた。
切り直すというわけでもなく、
『スミマセン。ちょっと破れてしまいましたが』
とそのまま渡された。

ただ、私も支払いの際、100円玉のつもりが1円玉を出してしまったので、
“おあいこ”ということにしておく。

『右の腰が硬かったです』と名残惜しそうだった。
「首も硬かったですよね」と話すと、
『“硬結”というのですが、それが右腰に2つと右首に1つありました』と、数まで把握していた。

ただ、改善方法の伝授がなく、モヤモヤしたが、
“硬結(こうけつ)”という言葉を一つ覚えた事が何よりの収穫であった。