同じ時に望んだ、その後。 | JE JURE

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ふたりといっぴき。 あと、もうひとり。


今日はちょっとした用事で街へお出かけ。

用事をさっさと済ませて秋服を眺めに行こうと思い

早速目的地に行って担当者を待っていると


目の前に乳児をつれた夫婦がいた。


初めは何とも思わずにジュースをねだるその子を眺めていたのだけれど

多分その子は生後半年くらいだと思う。

私が赤ちゃんを望み始めたのが去年の4月。

順調に授かって生まれていれば、私の腕の中にも、あの子と同じくらいの子がいてもおかしくなかったのだ。

そして、旦那さんは父親になっていた。


その場に夫婦揃っていたことが私にとっては災いで、目頭が熱くなってしまった。とにかく冷静さを取り戻さなきゃと視線を上へ逸らしても、担当者はまだ来ない。


同じ頃に赤ちゃんを望んだ2組の夫婦だけど、その後は全く違う生活をしていることに気付いた。

お腹に命を宿したその時から生まれたその後も、

赤ちゃんは月日が経つごとにすくすくと育っていっている。


赤ちゃんを授かる為に病院にも通い始めて、ついに手術も控えて

一歩一歩その日に近づいているのは間違いないけれど、

授かったその時が始まりだとすれば、スタートラインに立ったまま何も変わっていないんだなぁと思った。


羨ましいとかそういう気持ちよりも、同じ時に同じ事を望んだその後がこんなにも違っているという現実に、何とも言えない気持ちになった。


あのお母さんが、例えば私たち夫婦を見たとしたら

子供が生まれる前を懐かしんで羨ましく思ったりするのかな?




そんなことを考えているうちに担当者がやってきた。

30代後半くらいの女性で、とても仕事ができそうな印象。

イメージは、天海祐希。

話しやすくてくだけた雰囲気もあって、更に天海祐希ハート


この人は結婚してるのかな。

それとも独身のキャリアウーマン?

結婚して子供もいるけどバリバリと働いているんだろうか。


この人の一年半はどんなものだったのだろう。

でも間違いなく充実していたに違いないのは雰囲気から伝わった。


数分の間にあれを思い、これを思ってみたけど

結局どんな一年半であっても、悔いなく過ごしていれば一年半後は自信を持って生きているのだろうと、何ともありきたりな結論に至って秋服を物色しに繰り出したのでした歩く


まさか外で涙腺がゆるくなるなんてねビックリ


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