「てんとう虫クッション」
自分の部屋にある本物のおよそ6倍はあろうかという
てんとう虫クッション。母親が新生活の準備にと
いろいろ送ってきた食料のなかに一匹紛れてた
のがこいつだ。その時からもうすぐ2年か経とうとしている。
最初は可愛くてしょうがなかった。ベッドの上いつも
てんとう虫クッションを置いてごろごろするのが
大好きだった。何より殺伐としていた自分の部屋
唯一のインテリアだったからだ。
だか必ず飽きはやってくる。半年が経ち
部屋の模様替えをし始めると、
そのてんとむ虫クッションは影を薄めるようになった。
いつの間にかそれはベッドの上のクッションから
イス用のクッションになり、最後には床に
放置させるようになった。そのままてんとう虫クッション
の存在は忘れられてしまうかのように思えた。
ところがある日転機が訪れた。夏休み明け実家に帰り
久しぶりに自分のアパートに帰ってみると事件は起きていた。
自分の枕がカビていたのだ。最初見たときわが目を疑った。
ホコリがついてるのかと思った。一度その枕で試しに寝てみたが
そのときひいてた風邪とあいまって呼吸困難になった
のはいい思い出である。 枕の替わりになる手ごろなクッション
はないか?そう思い部屋を探し、目に付いたのがてんとう虫
クッションだったわけだ。
枕として使うたびにまただんだん愛着がわいてきたてんとう虫
クッション。もう自分だけのてんとう虫クッションだ!!
世界にひとつだけだ!!雄一無二だ!!
そう思ってたら自分の上の部屋の女の子がまったく同じ
クッションをつかってたのは忘れない。
「辛口カレー」
なぜ甘口ではなく辛口なのか?それは自分が辛口カレーが大好き
だからである。カレーは辛くなくてはいけない。
どうやら母親も自分の好みを知っているようで、食料として
送られてくるレトルトカレーは全て辛口だ。
なぜ辛口が好きなのか?答えは簡単だ。辛いものはたいてい美味いからだ。自分は鍋でもキムチ鍋が大好きである。サークルの打ち上げなどで
何鍋にするかという話題がでたとき、まっさきに自分の頭に
浮かぶのはキムチ鍋である。何か辛いことがあっても、
友達がキムチ鍋を作っていればそれだけで最高である。
麻婆豆腐もカレーもキムチ鍋も辛いものが美味い。
想像しただけでよだれがでできてしまう。
家でカレーを食べる場合はよい。だが出かけた先で食べる場合は
まったく別物だ。10段階の辛さなんてあったら、自分は否応なし
に普通の辛さを選ぶ。だって怖いしもったいないじゃないか!!
64倍カレーに挑戦してみて残したりなんかしたらもったいないだろ!
・・・・単に臆病者なだけか。
「スーツ」
「体全体がスラっと見えるメンズスーツ発売中!!」
こういうCMを見るたびに、スーツが似合わない自分を
想像して嫌になる。
自分はスーツが似合わない。黒縁メガネをしているがスーツが
似合わない。なぜか。かなり肩幅があるからだ。
ちょっとしたアメフト選手ぐらい肩幅がある。
あの米米クラブの男のバックダンサーを思い浮かべるとよい。
部屋の窓際にスーツがかかっているが、最後に着たのはいつ
だったろうか。思えば大学入って以来、スーツを来たのは
入学式以来だ。入学式のときも似合ってなかったのが思い出される。
もしかしたら卒業式もあのスーツを着るのかもしれない・・・
ああスーツが似合うメンズになりたい。
もうなんかこう普段着みたいに着こなしてしまうみたいな。
(明日の予告)
「ナイトメアビフォークリスマス」
「カエル」
「下敷き」