だっぱら
磐越東線で郡山に着いたのはまだ11時前。もう少し足を延ばせる時刻ではありますが、帰途に着きます。
まずは新白河行き普通列車。
4両もつながっているうえに、Uターン家族は新幹線ホームへと消えたのでガラガラです。
途中でやはりキャリーバッグ組が乗って来ましたが、席に余裕がある状態のまま40分で新白河。
黒磯行きまではちと時間があるので駅でも眺めようかと改札へ向かったのですが、ショボイ。
階段と通路は狭いし、改札口は有人改札1つだけで自動改札もありません。
芭蕉さんもビックリ。
しかしコンコースにはやはり東京へ帰るのであろう人達がいっぱい。駅の放送も「本日上りの新幹線は終日満席です」を繰り返しています。
ちょうど東京行きが来るところだったので混み具合でも見物に行くかと思いましたが、やはり悪趣味なのでやめにして素直に在来線ホームに向かおうとしたらヤヤヤ。
白河の関の向こう側に大荷物の人がいっぱい。新幹線をあきらめた人たちですね。
こりぁ乗りきれないんでないの?
駅時刻表には2両と書かれていましたから。
しかし、さしものJRもそれではまずいと考えたのでしょう。やって来たのは水戸線で見慣れた5両編成でした。
それでも立ち客いっぱい。車掌さんとにらめっこ状態で県境を越え栃木に帰ってまいりました。
しか~し、まだお昼をちょい過ぎた時間。
このまま直帰はもったいない。
という事で栃木県に入ってふたつ目の黒田原で途中下車です。
この駅は那須町の中心駅で立派な構えをしています。
「えっ?那須町の中心って黒磯じゃないの?」
と、思われる方も多いでしょうが(てか、そもそもこの辺りの市町村なんて知られてないか(涙))
そっちは那須塩原市。黒磯市、西那須野町、塩原町が合併してできた市で、那須町とは別物。那須の玄関口、黒磯駅や那須塩原駅は那須塩原市にありますが、高速のインターや本体の那須岳、那須温泉は那須町です。
という駅なので、ステンドグラスなんぞも使われていてちょいおしゃれ(昭和15年に建てられたものだそうです)。
駅員さんもいるみたいですが、お昼休みとの事でシャッターが閉まってました。
駅前には那須駒の碑があって
「クロロとゆめな」というマスコットキャラの紹介もありますが(イベント時クロロは被りものですが、ゆめなは生身らしい)、それ以外は。
う~む。町の中心駅なのになー。
次の列車までは45分ほどあります。
なので駅前の通りを歩いてみました。
この道は栃木県道143号黒田原停車場線。
あまり活気が無い道ですが、その途中には古めかしい建物も。
(旧立正佼成会建物 町が管理している?)
先の方には往来の多い交差点が見えます。たぶん県道の終点でしょう。とりあえずそこまで行ってみます。
と、その交差点の直前に黄色いバス停。通学バスのものかと思ったら東野バスの文字があります。
東野バスのこんなバス停を見るのは初めてです。
てか、もう合併から2ケ月。なのにまだその名が残ってる!
バス停の名が示すように交差点まで進むと左手に那須町役場が見えます。そして右手にはコンビニ。わーい。仕入ができる~。
しかし、それより気になったのは役場前にある大きな松の木。ちょっと広場みたいな所にあります。
行ってみたら思っていたものとは違いましたが、
そこからは那須の山が良く見えました。
役場前にスーパーがあったのでコンビニより安くモロモロを仕入れて駅へ戻ります。
が、役場前の道はいかにも最近の道。
もしかして県道黒田原停車場線の終点は駅とは反対方向の少し先にある交差点?
と、50mほど先の丁字路へ行ってみたら道路突き当たりの崩れそうな建物の陰に
那須村道路元標。
う~む。那須町と言えば今まで山や温泉ばかり気にしていたけど、町も面白いなー。
もう少しじっくりと、といきたいところだけど時間です。
その昔。特急や急行にバンバン通過され、それをやり過ごす古き客車がのんびり停車していたであろう黒田原駅を後にします。
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