<清原病                                          ノダ式発動機>

栃木県道154号線

 投稿日時 2011/12/18(日) 午後 7:27  書庫 清原  カテゴリー 栃木県
 


国道123号線は清原東小前交差点まで片側2車線です。でも左側車線を走っていてその交差点まで行ってしまうと左折レーンになってしまいます。

勝手を知っている地元ドライバーは早めに右車線へと変更してしまうので気づいた時は直線車線に車いっぱいうわ~どうしよう、という事になってしまいます。
実質は交差点のかなり手前から1車線なのですね。

でも芳賀、茂木方面へ行くのでしたら心配は無用。そのまま左折してしまいましょう。この交差点から始まる県道154号線とそれのつながる県道69号線で行けます。

この道は通称「中の島通り」。


右側にあるのは清原東小学校。

この学校は校庭にプレハブ校舎が建っています。
私もプレハブ校舎の経験がありまして、急増する生徒に校舎建設が追い付かず夏暑く冬寒いプレハブ校舎で過ごした事が。
この時は床が節穴だらけて寒風が突きあげて来る木造校舎ですら立派に思えました。

しかし、この学校の場合は生徒急増の為のプレハブ校舎ではありません。東日本大震災で校舎が使えなくなってしまったからです。
宇都宮市内にはこの様に地震で校舎使用不可になってしまった学校がいくつかありまして、清原東小は修理で済みそうですが、建て替えになるところもあります。

さて県道154号線を進みましょう。

道は工業団地沿いとなりますが、すぐにお別れ。団地周りの道と分岐します。


その先、「こっそり堂」というアヤシイ店を過ぎると工業団地からの道と合流。

ここが中の島です。

この合流してくる道の方にはJRバスのバス停がありまして


停留所名は「氷室中の島」


ところが反対側のバス停は

臼内ってどこ?(読み方も面白い)

交差点のちょっと先で片側交互通行。

これも震災被害の復旧工事。
擁壁が崩れてしまいました。

坂を登りきってコンビニのある交差点を過ぎればそこからは芳賀町。
また谷を下って登ってあの火の見櫓の横を通ると梨の木原。

道端にはこんなもの。

勝善神とは馬の神様(馬頭観音とはちょっとニュアンスが違う)。
昭和11年3月10日の日付が彫られています。
建立者は東水沼馬車組合。
もう1つの古い方はなんとか紀元二千五百二十八年らしき日付だけが読めました。
昭和15年が紀元2600年ですから計算すると、え~と、計算してください。

勝善神のすぐ先にあるのが梨の木神社


小さな神社です。
由来など良く解りませんが。

やがて道は芳賀工業団地の一角にさしかかると三日市台交差点。
ここには0キロポスト。

ややや、こっちが起点だったのですね。

しかし、その先にも県道154号線は続きます。
やがて県道69号線に突きあたる三日市交差点。


ここが本当の154号線起点。

実は現69号線はバイパスの新道でこれが出来るまでは先程の三日市台交差点からの部分が69号線でした。
バイパス完成により旧道が69号線指定から外されて154号線が根なし草になってしまわない様に69号線の一部が154号線になったのですね。

奥が新69号線。手前が154号線。

えっ、更に手前の道は何かって?
これは69号の更に旧道。70年くらい前に69号だった道です。(むろんその頃は県道指定されていません)。

つまり写真に写っているのは奥から新69号線、旧69号線の現154号線、154号線の旧道つまり旧69号線の旧道とややこしいです。

さて先程の三日市台交差点にはこんな物も。

こちらは昭和2年にこの辺りの運送業組合が建てたもののようです。
馬力神も馬を守ってくれる神様。

旧旧道が現役だった頃や旧69号がまだ砂利道だった頃は馬が主役だったのですね。

こういうのがあるから古い道は面白い。

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