4月の初めから自宅より半径3Km以内で暮らしていました。ほぼ引き籠りですね。会社もほとんど行ってません。ですから収入も……。
なので行動範囲を広げてみました。
目指せ「栃木県道262号益子公園線完走!」。

とは言っても、この道は益子町内で完結してしまいますので行動範囲を広げると大風呂敷を広げてもその範囲は半径5Kmです。(笑)

栃木県道262号益子公園線は益子町の上大羽から中心部の城内坂交差点までの7Km程の道です。
地図にするとこんな感じ。


(国土地理院地図より)

オレンジ色の道で、今回はチャリで行きます。(ガソリン代が無いんですよ。トホホホ)
スタートは終点の城内坂交差点。



ここの標高は79mでゴールの地蔵院は154m。なので標高差は70m程。それを7キロで行くんだからチャリでも楽勝~。

ではないんですよねぇ。

この道は単にダラダラ登って行くのではなくて途中で高舘山を越えます。それも峠ではなくて山頂近くを。
その辺りの高さはおよそ270m。なので標高差は約200m。図にするとこんな感じ



う~む。

と、ゴチャゴチャ言ってないで出発しましょう。快適な2車線道を。

は、すぐに終えて普通車すれ違いも困難な狭隘道。



この道沿いにある西明寺は観光バスも入るので拡幅計画があって部分的に拡幅はされているもののこのごろはサッパリで工事途中でぶん投げられている所もあります。



そんな広かったり狭かったりする道がクイッと曲がって山に向い、珍しくなった「警笛鳴らせ」の標識ある芳賀青年の家駐車場入口を過ぎると本格上り坂です。



急坂をエッチラオッチラ登って行くと(もちろん乗ってません坂が始まってすぐに自転車押してます。とても無理。でもここをコースにしてるマラソン大会があるんですよ。よくこんなとこ走れるなー。)やがて道はふた手に別れます。



初めの地図にもあるように、262号線(フルネームは面倒なので省略しますね)には支線があります。
画像道をUターンするように曲がるのが本線(?)で直進が西明寺へ向かう支線です。

実はつい最近まで西明寺への道も県道だとは知らなかったんですよ。でも地図をよくよく見ていたらアレェ?!(その1)でした。
地図で現すとこう。



しかも西明寺へとは続いていなくてその駐車場手前で青年の家の方に向かってる。
そして、そのわずかな区間だけ通った事が無いんです。

西明寺やその上の高舘山、芳賀青年の家は何度か来た事があります。しかしいずれも車。
で、芳賀青年の家は先ほどの入口から入って駐車場に止めたのでここが欠落してしまったのです。

その未走部分入口がこんな感じ。



左が西明寺で右が青年の家です。
地理院地図ですと西明寺への道は車が通れないんじゃないかという感じですが立派な道です。
一方県道の方は幅こそ1車線あるもののコケが生えていてワーイやっと自転車に乗れるーと喜んでサーッと下って行く事は出来ず恐る恐るの道です。
地図ですとその先で終点になっていますが、そこは普通に?急カーブ急坂で先へと続き青年の家の体育館を過ぎた所でキャンプファイヤー等をする広場に突き当たって終わります。(図中Ⓐ地点)



地図によってはここまでが県道となっているものもありますね。
これにてめでたく262号完走。

ちなみにここから駐車場へとおりて行く階段があります。

さすがにこちらは県道ではないようですが、どうせなら県道指定してしまってこんな感じになっていればその手のマニア続々?


さて、262号完走と相成りましたので先ほどの分岐点に戻ってアレェ?!(その2)を目指します。

その分岐点に立つ標識。



上はこの先の山越え区間のカーブ毎に設けられている番号。いわゆるいろは坂方式ですな。花は町の花「やまゆり」。その下が路線名で更にその下2枚は通称「そとば」。路線番号と向きを示すものですが、その向きがちと変。1枚が路線名表示と同じ向きでもう一枚がそれと90度違っていれば早々に支線の存在に気づけた、かな?

山登り区間はゆとりある道幅で始まったものの、すぐカーブ3の先で怪しくなります。



西明寺下からここまでは自転車に乗ってこられたけどもう無理。陰気な道を押し登りです。もう帰ろうかなー。

道が陰気なのはくもり空という事もありますが、道自体が荒れた感じで路肩には落ち葉が積り、路上には小枝が散乱。小枝は前夜風雨が強かったのでそのせいかもしれませんが、落ち葉や周囲の草の具合からして手入れはされていない感じ。コロナのせいかなー。
山登り路線なのですが、元々よくなかった眺望に拍車がかかってます。よくいえば緑濃いですが、それに混ざる立ち枯れ松が陰気さを増長。

ところどころで露頭が見られます。益子の成り立ちですなー。



なんて気を紛らわせつつ登る事25分。カーブ16の先で元はキャンプ場だった気がする今は携帯電は塔の脇を過ぎると最高地点。



左手には駐車場があって、高舘城跡への登り口もこちら。



切通しを過ぎた右側には多目的広場と西明寺への遊歩道がありますが、やはりどちらも手入れされていないです。藪蚊多そう。昔は多目的広場でお弁当食べたり遊歩道の途中で遊具で遊んだりしたけど、それももう30年くらい昔か~。



さて、ここからは待望の下り坂。
気分変えてシュワーと行きますか。