…ある、老舗旅館のあるじ猫、じーじが

何者かに連れ去られ、行方不明となった。


現場に残されたのは、リボンのついた首輪ひとつ。


容疑者は、老舗旅館の美人女将、

義理猫三姉妹にしぼられた…




長女、はなの証言



「え?

わたしがじーじおじさまを

どこかに隠したっていうの?」



「まー、この首輪が一番似合うのは

この、わたし!だけど…


アリバイがきちんとあるのよ。

その日は、一日中、押入れの中にいたもの。


証言してくれる人は?って?

いるわけないじゃない、そんなの!」



三女、れんの証言



「おじさまのことぉ?知らないでちよぉ!」



「この、べびーふぇいすな、あたちに

りぼんはぴったし♪だけどぉ」



「どうかんがえたって、おじさまをあいちているあたちが、

おじさまにいぢわるなんて、

するはずないでちょー?」



次女、みーの証言



「なに?この首輪、つけてみろ、って?

冗談じゃないわ!

なんで、こんなのつけなくっちゃいけないのよ!


なんですって?

犯人は、あたしじゃないかって?

何言ってるの?そんなはず、あるわけ…



いや!ちょっと、やめて!」



「首輪は、苦手なのよっ!はずしてよっ!


ぴったりだから、あたしが犯人だって、言うわけ?

何それ?いーかげんにして……」







じーじ:「…みんなで、何、騒いでるの?」



「え?あー、ただいま!

うん、どこも、怪我とか、してないよ。


…今まで、どこにいたのかって?


それがねぇ、ぼく、外散歩中にね、

ちょこっと、冒険したくなっちゃって、ちょっと脱走してたの。

このごろ、近所で見かける、

女の子も、気になってたし。


そのコねぇ、ぼくと同じ、茶&白でね、

白が多い、かわいいコなんだけど、

目が小さめなところも、魅力的でねー!

しばらく、デート、っていうのかな?

お散歩、一緒にしてて…


って、ねえ?なんで、怒ってるの?

はなちゃん?みーちゃん?れんちゃん!」