更新が滞っていましたね・・・

先月、事情があって預かり猫の病状末期緩和ケアをして結局力及ばずで虹の橋を渡った結末でしたが、3週間の闘病→その後までに掛かった費用が総額13万円超!!!!

(通院治療・薬代・レンタル酸素ハウス代・葬儀→遺骨までひっくるめて)

私の一存でやった事で猫自体は望んでいなかった可能性大なんですが・・・まあ、要は家庭内借金ですよねえ~(苦笑)

昨年の猫アサシンの足の怪我もまだ治療通院中なので、足を酷使する仕事が選べない。選択肢が少ない中でなんとか社会人(パート)復帰→夜9時には就寝というある意味健康的な生活を送っていますので、余裕がありませんでした。

 

でも、このネタは書かずにはいられない。

 

本日は私の大好きな作品・作家先生のカムバック作品レビューと、今購読している中で一番の期待作「春告げ草の下で」が急展開しましたので、そのレビューを致します。

BLマンガに興味無い方はここでお別れした方が良さそうです。

アクセスありがとうございました。また別の機会によろしくお願いいたします。

 

まずは予定より早いカムバック、全世界の腐女子が一斉にカウントダウンでサーバーダウンwの「夜画帳」外伝レビューです。

 

 

 

しかし・・・どういう事なのか。

Xポストではファンは憤りを隠せないかなしみの声多数。

元々の配信はレジンコミックスでした。

しかし、今年に入ってからレジンの姉妹サイトBeLToonから「R18版」なるものが登場し(目の粗いモザイクほぼ見え)その流れを汲んで?外伝連載はBeLToon配信だと言うのです。

(Web版課金購入勢からすれば、ひとつの配信サイト本棚を100%にして読み返す際もそこで・・・としたいものです。本編はA社・外伝はB社・18RはC社みたいに分散されると、わけが分からなくなって不便なんです)

 

でも、カムバック記念で10話無料とかSNS連携で大量ポイント贈呈とか、これを機に新規客へのお得満載ですのでね・・・新規獲得の為には仕方ないんだね・・・大人の事情があるんだね・・・(粗目モザイクほぼ見えだしね)

 

 

さて、肝心のレビューですよ。

『本編は肉感的・外伝は純愛のメリハリ落差。かつてのシーンの再現までがまるっと見事な伏線回収。技あり!!』

に尽きます。

Xでもファンの方々が口を揃えて「尊い」と溜息を吐いていました。

夜画帳は本編は4部構成。喜怒哀楽・起承転結と4文字熟語の意味合いを兼ねたのかもしれませんね。

その四部全てのストーリー展開が肉感的で激情的で展開の↗↘落差激しく、読者に息をするのを忘れさせるような緊迫感や圧迫感など、常に読者は緊張感を持たざるを得ないような連載でした。

それが本編最終話・・・唯一と言っても過言では無いでしょう。

春の日差しのような暖かさと穏やかさ。そして具現化出来る”希望”を残して終幕したのです。

初見の、あの、肩の荷が下りたというか気が抜けて涙出たというか、長年に渡る艱難辛苦はこの再会の一瞬の為の、長い長い序章だったのだなあ~と全てが腑に落ちた満足を伴う脱力感・・・

最終話の感動を忘れる事は出来ません。

・・・とは言うものの、スンホとナミンが再会の抱擁で終幕でしたので、ファン達は「???」「夜画帳の真骨頂・激しい情交シーンは?」「え・・・これで終わり?」などのポカーン状態に溢れていました。

そこは作家Byeonduck先生の計算尽くでもあったでしょう。

「ここで終わる分けが無いじゃん!」と。

ファン達は財布の紐を引きちぎってw課金準備に全裸待機です(2chをご存じ無い方には???な文章ですみませんw)

5/24世界同時配信・外伝一発目は本編終幕の続き、二人が数年振り(ナミンの伸びた髪の具合で見れば1~2年後位?スンホが科挙首席→官職というのを考えると・・・科挙は2年ごとの試験ですし、初試・覆試、殿試と三段階あり・・・などと設定背景を考えれば、ナミンと別れてから最短で2年後→県監(県知事)就任という感じでしょうかね。朝鮮の科挙は初試にさえ受かれば何かしらの官吏になれたそうですし、高い家柄=後ろ盾があるとすぐに高官になれますし)に再会を果たし、まさに二度目の初夜を迎えようとしているシーンです。

 

ここで感嘆したのは、作家先生の構成力の高さと描き分けの腕の凄さです。

初期の頃、まだまだ気持ちが通じ合う前の二人(確かCDジャケットだったかな)

 

再会した二人。これから二度目の”初夜”を迎えます。

 

 

第四部の一話目。

かつての男色仲間たちはスンホへの逆恨みを持ち、ナミンをさらって暴行することで憂さを晴らそうとします。そこに駆け付けたスンホはかつての仲間たちを討ち、ナミンを救出しますが暴行されたナミンは心身共に深く傷付き・・・

 

 

時を経て再会した二人です。慈愛の口付け。ほんと尊い・・・

 

こういう感じで「この構図はあのシーンだ!」と思わせるカット割りになっている箇所が沢山あるんです。
タグはついていませんので、Xで「夜画帳」と検索してもなかなかヒットしないかもしれませんが、この「謎解き遊び」のようなカット割りは、長期連載中ずっと食らいついてきたwファンへのご褒美を兼ねた作家先生の粋な計らい、遊び心だったのかもしれません。
 
ナミンと別れてスンホが選んだ道は、かつて二人で夢見た将来を、それが雑談の一コマでしかなかったのかもしれないのに、着実にひとつずつ叶えてからナミンを迎えに行ったのです。
あの好色漢の放蕩息子と後ろ指差されていたスンホが、生涯懸けて愛する人の為には180度変われたという事です。
奇跡ですよ。人は簡単に変われるものじゃない。相当な覚悟が要ります。
 
 
年月の流れがあったのだと一目瞭然、二人の顔付も大人びています。

この描き分ける腕の凄さよ・・・

 
ト書き・セリフが情緒に溢れ、指先の仕草、目の表情で読者の心をいちいち震えさせます。深い愛が、ここまで清らかで温かいものなのか・・・と。
再会した二人にはもう幸せしか待っていないと分かっているのに、二人の激動の歴史を思い返すと、この幸せが夢のようで。
二人と読者が流す涙は、温かさに溢れていたでしょうね。
作家先生が予告なさっている外伝は、この一発目の「再会後記編」の他にも「身分反転編」「現代転生編」などがあります。
もう暫くは「夜画帳」の世界と共にファンは生きていけるのです。
連載が終了してしまうとその後の新展開が無いので、まだまだ愛着執着を持つファンらは二次創作に走るしか無いんですよねぇ~
それはそれで楽しいですが、やはり本家を超えられる分けも無いし、FAはあくまで別世界のお話になってしまうから、作る方も見る方も心の何処かで物足らなさと燻りを持ちながらになってしまいます。
でも「夜画帳」の世界はまだまだ続くようですので、ファンとしては本家享受の至福感を味わえるんですね。
本当に嬉しいです。
作家先生には、楽しみだけど健康第一のスケジュールで描き続けて頂きたいと願うばかりです。(ずっと満身創痍状態だったから・・・)
あ~~~外伝開始してシアワセ~~~~
 
 
 
 
ここからは「春告げ草の下で」最新レビューです。現在60話。
 
いやもう、ビックリ!!
急展開過ぎるw(いや、予想範疇w)
今回は特にハジンの心の中のセリフの流れが秀逸でした。
相当なツンデレな人だったんだ、と今更分かりました(笑)
気持ちの揺れが行きつ戻りつなのですが、そのふり幅がどんどん狭くなっていくのです。ハジンのその揺れを想像するとキュンキュン(笑)ですよ。
まさに「二度目の初恋」という感じ。
 
それを知ってか知らずか、ナムウの言葉も意味深です。
ハジンの家を罠に嵌めて没落させた両班達に復讐する為に、奴婢に身を落としたハジンにあれこれと指示を出すナムウ。
両班としての所作を思い出させる為に道袍姿にさせ、儒生だった頃のように本に囲まれる時間を過ごすように指示します。
渋々従うハジン。
次は文武両道を身に着ける為に、復讐の際の武術を指南する為に、長刀の扱いを教え始めますが・・・
 
この手ほどきの一連のナムウの言葉はまるで・・・おせっせする時の受けに対する指南とも思えるセリフばかりです。
そうに違いないとハジンも薄々感づいて、身も心も言葉に翻弄され・・・
背後から抱くような姿勢で指南を続けたらそらね・・・そうなるわね・・・・
 
 
あーーーーーーーーーーっ!!w
 
いやもうビックリ。
今?ここで?急すぎやしませんかねぇ?
二人同時に「辛抱堪らん!」状態にw
多分、次の回で・・・・・////
金曜0時の更新が楽しみ過ぎますね!!課金しましょう!購読しましょう!(笑)
 
 
 

今日休みで良かったなあ~の目がギンギンな現場からは以上です。

楽しみが一つ増えて、明日からも猫借金返済の為に頑張れそう~




本当は新刊発売の斑月先生(「密書でござる」は私の棺桶に入れて欲しい程の逸品)のレビューも書きたかったのですが、タイムアウトでした。
また別の機会にでも・・・
 

 
 
 
 
斑月作家先生の作品て、ずーーーーっと笑いっぱなしにさせておいて残りの1割で泣かされるパターン。
大好物です!!