水原一平氏による

多額を通り越してしまった

詐欺犯罪は

世間から徐々に

記憶から薄れてしまっていて

この件について

話そうとすると

いまさら何を、という風に

なりかねませんが

自分にも犯罪者の素養が

幾分有りますので

少し書きたいと思います。

水原一平氏

 

犯罪は

多分に心理学の要素が有って

詐欺犯罪に関して言えば

相手に疑問を持たれたら

そこで終わり。

 

如何にして気付かれずに

事を遂行するか、が

鍵になります。

 

例えば万引き犯。

手馴れた人ほど堂々としていて

店員の前へ行くのも

へっちゃらで

むしろ自らの姿を

積極的に誇示したりする。

 

その方が疑われないから。

学校生活で

実は先生の前に座っている

生徒の方が

諸々気付かれない事が多い。

 

これと同じなんです。

ホント心理戦なんです。

 

ギャンブラーが起こす

犯罪心理とは

どういうものでしょうか?

 

水原一平氏が

この沼にハマってしまったのは

ツケ(借金)が利いた事。

 

この一点です。

 

ギャンブルで

ヒートアップすると

自制心と言う歯止めが利かなくなる。

そして

払える限度額を超えてしまった。

 

簡単な事です。

冷静さを欠くと、自らの抑制が出来ない。

 

それは何故か。

 

大当たりの快感を知ってしまった

人間が

陥りやすい傾向です。

 

また次も大当たりが出せると

そう信じてしまっている。

大当たりが出れば

一気にマイナスがチャラに出来る。

 

これが

ツケという借金の

自転車操業の始まりです。

 

破綻が起きるのは

そのツケの額が大きくなると

一旦清算を求められる。

 

ここが犯罪の入り口です。

 

払いたくても払えない。

額が大き過ぎるから。

借金したくても

する当てが既に無くなっているか

それとも身内に知られたくないか。

 

この時点で

大抵の人はアブナイ所から

借金をして

その返済に充てる、が

一般的ですが

でも

それでは追い付かない金額に

なっている場合がある。

 

これがギャンブルの借金です。

雪だるま式に増えて行った

信用貸しのツケ。

 

そこで身近な誰かの金を

見つからないように

少々拝借出来ないか、と考える。

 

多いのは近親者の金。

親兄弟の金です。

 

でもそんな人が

身近にいないのであれば・・・

 

会社の経理の人や

或いはお金の集金をしている人達が

陥るヌマがこれです。

 

目の前に現金が有るんです。

 

あとは誤魔化し方を

考えるだけ。

手順を逆算して

抜け穴を見つけ出す。

 

水原一平氏の場合は

どうだったでしょうか。

 

大谷翔平氏の相談相手で

諸々の内情を知っている。

身近に何年もいて

そこそこ信頼も得ている。

 

お金の管理に付いてもそうです。

 

その一つに目を付けた。

 

おそらく最初は

ドキドキだった事でしょう。

でもそれが

呆気無く成功してしまうと

その方法は

成功例の経験値として

身に付いてしまっているから

ちょっとやそっとじゃ

手放せません。

 

だってちょっと借りてるだけだから。

頭の中は

最初はそういう言い訳をしている。

 

でも二度目の返済請求が来たら

ハナシは違ってきます。

 

だって

一回成功してるんだから。

もう一度借りちゃおう!

一回も二回も同じだ。

纏めて返せばいいや。

 

頭の中は

やっぱりそういう言い訳に

なってはいますが

感覚はどんどん麻痺しています。

 

お金を引き出す毎に

抵抗、躊躇が無くなって行く。

 

もうそれは自分のお財布。

必ず引き出せる

自由に使える、自分の隠し金なんです。

そういう感覚にすり替わって行く。

何か有った時は、これを使えばイイ。

 

借りているだけだから。

 

大谷翔平のお金って言う意識は

この時点で

既に消し飛んでいます。

 

どっかの政党の

領収書の要らない

自由な遊び金と

同じ感覚なんでしょうか。

まあ、これは余談ですが・・・。

 

実際借金の返済の場合は

大谷翔平氏の口座から払い込んで

大勝ちした時は

その金を

自分の口座に振り込んで貰っていた。

 

借金の返済は

大谷翔平の金で。

大勝ちした時の金は

全て自分の物。

これはお小遣いとして使えるから。

 

こういう感覚になっています。

 

この図式は

水原一平氏本人の頭の中では

今後も永く続けられるモノと

思えていたでしょうが

実際

ギャンブル犯罪捜査が無かったら

気付かれぬままに

そのまま続いていた可能性は

高かった筈。

 

その場合

水原一平氏の

大谷翔平氏の口座からの

振込金額は

幾らまで膨らんでいたのでしょうか。

 

直近のトータルで

4000万ドル(60億円)以上?

 

そうなっていた可能性も

有った筈です。

 

もしそれまでに

誰かに気付かれる事が

有ったととしたら

それはたぶん

妻である大谷真美子さんでしょう。

 

お金の管理を担うのは

奥さんが行なう可能性が高いから。

大谷夫妻

 

これはあくまでも推測ですが。

 

この一件が発覚した時

水原一平氏の最初の発言は

大谷翔平が借金を肩代わりしてくれた、

でした。

 

この時点では

水原一平氏の感覚は

その通りだったのでしょう。

 

後で大谷翔平に説明すれば

きっと彼は

自分を助けてくれるに違いない、と。

 

だって彼から借りたお金だから。

 

そういう言い訳が

頭の中で既に出来上がっていて

それがそのまま通用すると

自分にそう言い聞かせて

今まで来ていて

本気でそう信じてしまっているから。

 

ギャンブラーの心理は

我々では理解出来ない部分が

実は多い。

 

何故なら

ギャンブルが最優先で

それ以外は常に二の次。

 

後でいいやって

それで大丈夫って言う感覚を

フツーに持っているからです。

 

借りた心算(つもり)。

いつでも返せるお金。

 

そこには常に

 

大当たりすれば全て上手く行く。

丸く収まる。

 

この感覚がある。

 

自分の金も他人の金も

関係有りません。

 

勝てば全てが上手く行く。

 

でもその時点で

過去に借りたとしたお金については

一切が忘却の彼方です。

 

数字が頭の中に残っているだけ。

 

だって自分の自由に出来るお金で

賄ったのですから。

借りたとする感覚すら残っていない。

 

ギャンブラーの頭の中って

ホント自分に都合の良い様に

出来上がっているんです。

 

周りもそう理解してくれるものと

頑なに信じている。

 

最優先はギャンブルで有り

自分なんです。

自分が絶対なんです。

 

この件が明るみになった時でも

水原一平氏は

信じて疑わなかった筈。

 

関係性を深く築いた

大親友の大谷翔平ならきっと

自分を助けてくれるに違いない、と。

 

自分が立て替えたと

そう言ってくれるに違いないと。

 

ギャンブラーの心理は

どこまでも自分本位。

 

自分に都合の良い様に

考えてしまう。

周りも理解してくれるものと

頑なに信じている。

 

しかしそれは

破綻してしまいました。

 

理由は簡単です。

大谷翔平氏は水原一平氏から

何も聞いていなかったから。

 

自分の知らない所で

水原一平氏が勝手にやった事だから。

 

そこには

信用するに足るものが

何一つ存在していません。

 

全て本人の

独り善がりなんです。

 

最後に

水原一平氏が

勝ったお金と負けたお金の

帳尻が合わない話しが出ていましたが

ツケがいくら残っていたのかまでは

出て来ていませんので

その部分の金額が

何処かに積み残されているのでしょう。

 

大谷翔平氏の被害金額

1600万ドル以上(約24億円以上)

 

水原一平氏のギャンブル金額

使った金額 370億円

勝った金額 1億4225万ドル(213億円)

負けた金額 1億8293万ドル(275億円)

損失額 4067万8436ドル(約61億円)  

回数  1万9000回以上(9月~とした場合)

違法賭博 2021年9月~2024年1月まで

 

胴元の立て替え残高 不明。