座る。

 

自分の体に合った

高さの椅子なら

座り心地は最高でしょう。

 

そんな椅子に

座ってみたいけど

ガマンガマン。

 

リハビリには

無意味です。

 

むしろ

不自由な高さの

椅子がイイ。

 

片麻痺の人間にとって

椅子の高さは

重要な意味を持ちます。

 

立ち上がりに楽なのは

もちろんベッドの高さ。

 

でも

それでは足りません。

 

不自由な高さのいすを使って

立ち上がりを

工夫して

実行して行きます。

 

一番低い椅子の高さは?

もちろん、お風呂イス。

 

この椅子を使って

トレーニングします。

入浴時なら

毎回出来ます。

足元が滑るから

そこは

注意して下さい。

 

立ち上がりに

苦労する場合は

浴槽の縁につかまって

立ち上がり。

 

でも必ず

日に一度は

つかまらない立ち上がりに

チャレンジして下さい。

 

足の場所を工夫して

掴まる事無く

一人で立ち上がる事を

目指します。

 

次は

便座の高さ。

 

これは流石に

毎日立ち上がりを

実行している事でしょう。

でも

手すりに頼っていませんか?

手すりに頼らない

立ち上がりも

トレーニングしなければ

なりません。

姿勢を変え

足の位置を変え

立ち上がりを色々と

試します。

 

そして、普通の椅子。

 

これは

メリットがたくさん有ります。

足の位置を変えての

立ち上がり。

少し腰を浮かせて

椅子に座る位置を

変えてみる。

 

この中腰は

とにかく大切です。

 

ちょっとの動きが

片麻痺には難しい。

 

中級レベルの動きです。

 

座ったまま

片足を持ち上げてみる。

膝がどこまで上がるのか。

私は上げる事が

出来なかったので

むりやり体を斜めにして

何とか持ち上げようと

最初は頑張っていました。

 

筋力だけで

どうにかなる問題では

無かったのですが。

股関節が

固まっていましたし。

 

結局

腿の下に手を入れて

動かしてばかりいました。

 

お風呂イスの場合も

そうです。

 

足の位置を変えられないので

いつも

両手を使って

×足を持ち上げて

動かしていました。

 

最初のトレーニングは

ニジリニジリと

足を横に

這わせるところから

だったでしょうか。

 

椅子の高さも

リハビリにとっては

重要な道具の一つです。

 

ラクは

片麻痺の改善には

何の役にも立ちません。