出産した翌日
NICUに上がる前
ようやく起き上がれるようになった私は
やっとしっかりと娘を抱っこする事が出来た
抱っこした娘は
本当に小さくてふにゃふにゃで
こんなに小さいのに良く頑張ってるなぁ
って思った
ベッドでお口をもごもごしながら
大人しくしてる娘を見て
夫がメロメロになっていた
夫は子供が出来たらベロベロになるだろうなぁと思っていたけど、想定以上の溺愛っぷりで笑ってしまう
出産翌日の午後、NICUに移された娘
落ち着いた頃、面会させて貰える事に。
術後で歩けない私は
車椅子+点滴という重装備
初めて入るNICUという場所
テレビでしか見たことないような
医療機器に囲まれて
少し異質な感じ
鼻からの酸素
心拍計などのモニター類
点滴
ベッドにはヒーターでの体温調節
ベッドの上の娘は
すやすやと穏やかな顔で寝ていた
NICUに入れる時
今後のリスクなどについても話があった
娘の病気の特性から
新たに骨折する可能性がある事
その骨折の箇所によっては重篤な状態になる可能性がある事
誤嚥による肺炎などの可能性もある事など…
リスクについては重々承知の上
どんな赤ちゃんでも、それなりにリスクはあるものだと思う
娘は他の子よりもリスクが少し多いというだけ
NICUに入れたから安心というわけではない
急に容態が変わる事も十分にあり得る
娘の病気はそういう病気である
ただ、穏やかな顔で眠る娘を見てホッとした
娘と離れるのは辛いけど
この選択は間違ってないと思う
夫とも何度も頑張ろうねって言い合った
夫が帰り
娘もいなくなった病室は
出産前と同じなのに
妙に静かに思えた
隣の病室からは
赤ちゃんの泣き声が聞こえてくる
もし、娘をあのまま亡くしていたら
この環境は耐えられなかっただろうなぁ
側にいないのは寂しいけど
頑張ってる娘の事を思えば
なんて事ないな
入院中はいつでも面会に行けるから
また会いに行こう