トラベルウクレレは一応の仕様が全長485㎜、スケール330㎜と決まりました。
実際旅行にも持ち出して成果に満足しておりました。
しかしながらふと思ったのは、ローG弦が張れるのだろうか?とゆう事です。
ローG弦は巻弦とプレーン弦がありますが、経験上プレーン弦はテンションが低くあまりチューニングが安定しません。
さらにスケールを短くして半音分下げることはまず出来ないでしょう。
そこで試しに全長は485㎜のまま、348㎜スケールで作ってみました。
具体的にはヘッドを10㎜短くして、ブリッジを10㎜下げる事になります。
これで鳴りと弾きやすさがどれだけ変わるか?試してみました。
結果としては鳴りの方はあまり変わらない様です、これはスケールが長くなったからだと思われます。
右手の弾き心地は若干変わりますが、要は慣れたら問題無さそうです。
さてヘッド側での変更ですが、これはかなり難しい問題です。
使用するチューニングペグとヘッドのデザインによっては取り付ける場所が制限されます。
ある程度ペグ同士の間隔は開けたいですし、あまり先端によるのも避けたいところ。
一番気にしなくてはいけないのが、ナットから1、4弦のペグまでの距離です。
それによって左手の弾き易さが違ってくるからです。
今回のNo.51はその点ペグの位置とヘッドの型のため、人によっては左手が弾きにくいとゆう意見もありそうです。
なのでサンプルとして取っておこうかと思います。
因みに、330㎜スケールでもローG弦を張る方法があるのを思い出しました。
クラッシックギター用の4弦を張るのです。
昔は地方に住んでいるとローG弦が手に入らず、そうしていた人は多いと思います。
若干テンションが高かったと記憶しておりますので、悪く無いかもしれません。