プライド高男くん
ここに何度も登場して
もはや
常連さん
の
レアきゃら
君
今度という今度は もう後がない
部長直々に呼び出しされてるけれど
ばっくれて
待ちぼうけさせてるらしい
上席のYさんが部長から叱責されて
「事情が分かるものを直ぐに伺わせます」
と 回答し
事情が分かるもの＝不幸にしてレアきゃら君
だった
事の発端は今年度の春頃
（つまり 約１年前）
とあるプロジェクトの評価基準を
親方日の丸から指示されて
突然変更をごり押しされたらしい
レアきゃら君は完全文系人間だから
それがどういう結果と意味を持つものか理解しない
上席Yさんからそれとなく話を聞いていた相方
評価基準が途中から変わるとプロジェクトそのものの
評価の数値が下がる
そのプロジェクトがボツにならなかったとしても
成果がないものという印象を与えてしまう
見た目上の問題が誤解を招きかねない
評価基準を改悪しようとしている部門に
直接反論を何度も試みた
（本来は レアきゃら君が気づいてやるべき仕事）
しかしその部門はごり押しして改悪してしまった
この「評価」は第三者の専門家に
プロジェクトの中身を説明しつつ見て頂くもので
評価されたものは親方日の丸に提出される
ただ、評価基準が変更になった経緯も含めて
こちらから丁寧に相手先に説明申し上げる必要が生じる
が
プライド高男のレアきゃら君には
そもそものプロジェクトの中身が全く理解できない
（専門書すら読もうとしないから分からぬままの３年目）
「家でリモートワークします、ハイリスクの生活習慣病持ちなので」
を 錦の御旗にして １日１～２通 宇宙語のメールを出す程度
そうこうしている内に暮れも押し迫って来て
相方が突いて見たら
時間がないから ボクぅ出来ませ～ん
相手に説明しないまま ぺらっと書類だけ送りつけたらしい
で、
プロジェクトの評価は散々なものが届いた
それを目にした上席Yさん
部長は
ということで
上席Yさんを呼びつけて説明を求めた
当然ながら 事情が分かるものを寄越せ、になりますね
なのに まだ のらりくらり
逃げ隠れしているらしい
さて、実は今週
遂に最後通告を受けて、出頭することになったらしい
が
その日は 山ほど委員会や会議を抱えた相方
分かっているけど 絶対に動かない
強い決意をしているらしい
どうしても同席を得たいレアきゃら君
久々の出勤という努力をしてみた
そして 昼ごはんを同僚と食べに出る相方を
待ち伏せして付いてきたようだ
その日じゃなくて 
日にしないのはどうしてだ
日なら立ち会える（予定に空きがある）
と 詰め寄ると
ボクぅ日は プライベートでぇ～～～
流石に ブチっときた相方
仮にも仕事をしている身だろ
いるんだねぇ こんなスカみたいな人
昭和の 働き方改革以前の人種で
ここまで 仕事出来ないヤツ
見た事ないですわぁ～
部長よりも仕事よりも
プライベートねぇ
来年 お声が掛からないでしょうね
（出向期間後も残りたい願望有り）