今はもうおうちに帰ったキィちゃんの話





朝、子供達の声で通りが賑やかになる頃、

たまたま通りかかった方が子供達が何かを囲んでるのをみつけた。

視線の先に動かない猫が鳴いている…

友人を呼びすぐに近くの病院に運びこまれた。

顔と足の骨折と必要な処置はしてくれて一日入院。

飼い主がいない状況なので、次の日退院となり

引き取り先預け先がない、強制給餌、圧迫排尿等が必要な状況とのことで、4人の方をめぐり力を借りてゆらりにたどり着いたキィちゃん。


その日のうちにお預かりし、警察署と愛護センターに届出。

ポスター作成チラシ配布を頼み私はひたすら毎日の世話をする。

とてもいい子で絶対に飼い猫。

まぁ体痛いものあっておとなしいよね、怖かったし痛かったね。よく生きていてくれたね!


程なくして、ポスターみた方が、知り合いの家の子じゃないか?

と思い、急いで知らせに走ってくれて飼い主判明。

保護から2週間ほどで無事にお家に帰れたキィちゃん。


それまでに、排泄は相変わらずできないけど、腰が上がり少し歩けるようになっていて、自分で食べることも少しづつはじめていた。


お預かりしてる間、関わった方々へ彼の状況を共有していた。

私自身、今回に限らず関わった人へは状況を共有してしまうタイプです。

心配だし、ちょっとずつでも回復してるよ、と聞くと嬉しい。

もちろん飼い主見つかったよ帰ったよと、報告周りし

そんな時に、どうしようか迷ったけど助けてよかった…って、ほっとする様子を見るのも好きだったりする。


お家に帰れたことで、食欲も増えて心身ともに安心してきっと回復も早まる。

それに、この子はきっと前程ではなくても、自力排泄もできる位まできっと回復できるだろうと思っていた。


こういう状況に陥ってしまった自分の飼い猫を常時世話しながら、通院も大変だしで、時折、急に不安が襲ってきたりする。

そんな時、話しを共有できる誰かがいることで救われることもあるので、連絡先を一方的に渡してきちゃう。

何か困ったこととかあったらいつでも連絡してくださぁ〜い。位で投げるだけ。

そうそう、余計なお世話様ってやつね(笑)


それから、飼い主さんが日々の様子を連絡してくれる。

聞いていて徐々に回復の状況も知れて嬉しいなと安心する。

時にへ?っていうこと言い出すこともある。

不安な時って、思考があっちこっちするんですよね。

それで、こっちもそわそわ不安になったりして。


でもなんか、この状況を知っていて話ができる人がいると思うと心強いものです。

話で聞くより、ずっと大変ですから。。。


あれから1週間、よく食べていてなんと!自力で排泄できるまで回復しています。

すごい!やっぱり猫ってすごくて、自分のお家っていう環境と家族も何より強い。


見つけた人、病院連れてってくれた人、連絡先を人伝に探した人病院にお迎えに行った人、飼い主さんへポスター見て知らせに走ってくれた人

全ての方がいて、無事にお家に帰れたんです。

誰がかけてもきっと帰れなかったと思う。

みんなに助けられたねキィちゃん。


本当にありがとうございました。

世の中捨てたもんじゃないよね〜。

勇気だして見捨てないでくれてありがとう。



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