年一度のアパートの契約更新の面接がありました。
住んでいるアパートはアーティストをサポートする目的のもので、補助金のおかげで相場より安く借りられます。
詳しくは知りませんが、その補助金の額を査定するために毎年住人の全ての資産や収入などを報告する義務があり、このペーパーレスの時代に、厚さ1センチほどにも及ぶ書類をコピーして用意するのがなかなか大変。
まあ、うちなんかは株も持っていないし資産運用もしていないし(そもそも資産がない)シンプル極まりないけど、それでもペーパーレスになった今は銀行へ行って最新の口座状況をコピーしてもらわなければなりません。
これが、日本なら何でもないはずのこれが、アメリカではとっても大変なんです。
去年は、自分の口座状況をコピーするだけだから銀行のATMカードで済むはずが、グリーンカードを見せろと言うので見せると、「(銀行の)記録ではジャマイカで口座を開いたことになっている」ととんでもないことを言い出し、ここは移民局かという騒ぎになったことをこのブログでも書いた記憶があります。
「え、この銀行ってジャマイカに支店なんかあるんですか?」と質問して、やっと納得されました(ジャマイカに支店はなかった。よかった)が、1時間くらいかかったんです。
そんな記憶があるので、「嫌だなあ…」と思いながら今年も仕方なく銀行へ行きました。
するとやっぱりIDの他に「グリーンカードを見せろ」。
見せると、なんと今度は「パスポートも見せろ」と言います。
ここは空港か
「パスポートなんて持ち歩いていませんよ!必要な情報は全部そのグリーンカードに載ってるじゃありませんか!」
と喧嘩覚悟で言うと、まだ何を疑うのか、住所やソーシャルセキュリティー番号を言わせてやっとコピーを渡してくれました。
このアパートに住んでいる限りこれを毎年繰り返すのかと思うと、もういっそ引っ越ししたい!と思うのでした。
ワシの引っ越しは簡単だぞ