1月2日アメリカではすっかり日常に戻りますが、日本では3日間はお正月三が日ですね。
今日の空
日本のお正月を懐かしく思うのと同時に、苦い思い出も蘇ってきます。
子供の頃には、3日間のうち1日は父方の本家へ、もう1日は母方の親戚の集まりがありました。
本家なんていうといかにも由緒ある家柄のようですが、とにかくめっちゃ田舎なのでひと時代古いんです。
本家では母はかっぽう着をつけて台所で働き通しなのに、自分の家では座ったままなのが子供心にも不思議でした。
今思えば「嫁」と「娘」という立場の違いだったんですね。
何だか嫌な感じですが、本家の長男の奥さんは「嫁」ずばりそのもので、私の母と違いお正月やお盆だけではなくて年中嫁なので苦労も絶えなかったことと思います。
普通に考えたら私にとっては伯母さんのはずなのに、「○○さん」と姪の私でさえ名前で呼んでいて、さぞ嫌なガキだっただろうと恥ずかしい。
きっと私の世代でもこんな封建的な家の在り方の中で育った人はあまりいないんじゃないかと思います。
女性の地位向上について勉強し且つ運動家であるアメリカの友人が聞いたら爆発しそう。
そういう古い体制が嫌で嫌で、地球の反対側まで来てしまったのですが、いざ振り返ってみると懐かしさもあって… 勝手なものですね。
新しい箱に引っ越してからは
いつも「うらめしや」的な手のじいさん