昨日は夫の親友Lの誕生日ということで、自宅で一緒に祝おうというパーティーに行きました。
Lのお宅は全室絨毯敷きなので日本人のように靴を脱いで上がると、リビングルームにあるソファや椅子には既に人が座っていました。
他の人はじゃどうするかと言うと、真ん中にある低いコーヒーテーブルの周りにクッションを座布団代わりに座るようになっています。
が、私が見るところ、夫もそうですが、アメリカ人の特に男性の多くは床に座るのを好みません。
と言うより、座れません。
胡坐もダメですし正座なんかとんでもない。
股関節の問題なのか膝の問題なのか、身体がそういう仕様になっていないらしいのです。
以前トランプ氏が日本の大相撲を観戦した時、椅子に座っていたのを思い出します。
あれは氏が尊大だからというより前に、不可能なのです。
ニュース写真
ま、トランプ氏は置いておいて。
というわけで、ソファや椅子からあぶれた人達は立て膝状態や立ったままやらで落ち着きません。
夫はと見れば、プロポーズでもするのかっていうポーズで頑張っています。
これはこれで膝が辛そうだけど
そしてもうひとつ思い出したことがあります。
以前日本人のパーティーにお邪魔した時のこと、ソファはありましたが明らかにそこにいる全員は座れない。
そういう時は自然と皆さん床に座って、ソファなんか目に入らないふりをなさっていました。
我先にソファに座るアメリカ人との違いに、日本人の謙虚さを目の当たりにした気がしたものです。
自分だけ座って高いところから見下げるというのは、やっぱり日本人には心苦しいし居心地が良くありませんもんね。
と、やっぱり日本人の私はつくづく「違うんだなぁ」と思ってしまったのでした。