日本ではお盆ですね。
日本の母は、夏に弱いのとここへきて踏ん張りが効かなくなって体調を崩して入院し、退院後も妹の家にお世話になっています。
行事はきちんとする母のこと、亡き父のためにお盆を取り仕切るくらいの元気を取り戻してくれると良いのですが。
実家の辺りでは、お盆にお坊さんに来て頂いてお経をあげてもらう習わしで、子供の頃から正座してお経を聞いていたので、お盆と聞くとお坊さんのお経とお線香の匂いがパッと思い浮かびます。
このお坊さんのことを、どういうわけか「おっさん」と皆呼ぶのです。
おじさんの意味のオッサンのように一定の高さ(強弱)ではなく、最初のおに強いアクセントを付けたおっさんです。
もしかしたら和尚さんがなまったのかもしれませんし、違うかもしれません。不思議です。
そしてもうひとつ思い出すのが、お盆にいつも一泊した時に入った、母方の祖父の家の五右衛門風呂です。
五右衛門風呂を体験したことのある人なんて、私の世代には滅多にいないと思いますが、あれは本当に怖い。
(イメージ写真)
写真の丸い木は蓋ではなく、沈めて入る底板
祖父の家のは桶じゃなくて鉄釜だった
石川五右衛門を釜茹でにしたくらいですから、グラグラとんでもなく熱くすることも可能なのも怖いし、水面に浮いている木の板に均等に体重をかけて沈めてからでないと足の裏を火傷するというのも怖い。
しかも、周囲の鉄釜自体めちゃくちゃ熱くなっているので、手をつけないまま子供の体重で水圧に逆らって木の蓋を沈めるというのは至難の技でした。
んもう、子供の頃はこのお風呂が怖くて怖くて…今でも夢に見たりします。
お盆というのに台風も近づいているそうで、被害が出ませんようにと祈ります。