昨日は夫と濱口竜介監督の映画「Drive My Car」を観て来ました。
アカデミー賞4部門にノミネートされたのを記念してか、市内の映画館で6日間上映されました。
3時間という長い上映時間のためトイレが心配でしたが、そんな心配は吹き飛ぶくらい素晴らしかったです。
ネタバレにならないように書きますと、まるで交響曲のように章が分かれていて、最初のモチーフを各楽器が何層にも奏でる音で進行しフィナーレへと向かいます。何のこっちゃ分かりませんね

とても丁寧に隅々まで神経が届いた映像も音も綺麗。
各出演者の演技も素晴らしく、特に岡田将生さんの演技が光っていました。
隣に座った夫は途中からずっと泣き濡れていて、ビックリしました。
え。そこ泣くとこ?っていう場面でも。
おまけに「ティッシュある?」とか訊いて来るので、私のうるっと来た涙が引っ込みました。

あんなに泣いてりゃ言わなくても分かりますが、とても感動したそう。
「俺の好きな映画トップ5が変化した」とまで言っていましたから、よほどのことです。
夫の感想はともかく、アカデミー賞に相応しい質の高い作品だと思いました。

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