昨日の日曜日は母の日でしたね。

日本の母とアリゾナ州に住む義母に電話しました。


義母といえば忘れられないことがあります。

今からもう20年ほども前のこと。
まだ夫と会ったことがなかった頃のこと。



その頃ニューヨーク州に住んでいた私は、NYメッツという野球チームのファンでした。

メッツがアリゾナ・ダイヤモンドバックスと遠征して対戦するのをテレビで見ていました。

ダイヤモンドバックスの打者がゴロを打ち、メッツの三塁手がボールを追って行きます。
簡単にキャッチ出来るボールでした。


ところが!

三塁のベース脇に座っていたおばさんが、いきなりそのボールを捕って客席の小さな男の子に手渡してしまったのです。

まだ生きているボールをですよ…

ボールを追って行ったメッツの三塁手は天を仰いでいました。
オーマイゴーッド!って聞こえるよう。


このおばさんはシニアのボランティアで、アウトになったボールを集めるためにそこに座っていたんです。

中継のアナウンサーも「今後はルールを理解している人を採用してもらいたい」と怒っていたし、カメラもこのおばさんを何度も撮っていました。

もちろん私も「なんでこんなワケわからないおばさんを採用したんだ!」ってテレビに向かってわめきましたよ。



まさかこのおばさんが今、私の義母だなんて。

この時は夢にも思いませんでしたよ、ええ。






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