私のとても近い人でSという人の話です。
彼は弁護士で事務所をニューヨークのウォールストリートに持っていて、ニューヨークの弁護士トップ50にも選ばれた人です。
ウォールストリート(写真拝借)
事務所はSと10歳若い弁護士Cとパートナーとして共同で持ち、パラリーガルや秘書を大勢使っていました。
ところが、ここからがよくある安っぽいドラマのようなのですが、このパートナーのCがパラリーガルの若い女性と関係を持ちます。
Cは結婚していて、子供も2人。
そればかりか、このCとパラリーガルは共謀して事務所を乗っ取り、Sを追い出そうと画策しました。
パートナーを信頼していたSはある日全てのものがCの名義に書き換えられているのを発見します。
あわててCを告訴しますが、弁護士VS弁護士の事務所の権利を争う闘いは物笑いになり、Sは自分のものだったはずの事務所を去ることに。
Cは今でもその有名法律事務所の弁護士です。
久しぶりに彼の名前を目にしたので、思い出しました。
アメリカへ来て間もない頃に起こったことだったので、ニューヨークというのは怖いところだと思ったことも一緒に思い出しました。