日本にいる癌患者の父のことが心配だなーと、去年の11月末に日本に一時帰国した時の写真をながめていました。

 

そうしていて思い出したことがあります。

 

 

ご存知アメリカは人を見たら疑えの通り、公共の場、例えばレストランやとにかく一歩家の外へ出たら、バッグは身から離してはいけません。

 

自動車の中へ置いたままにしてもいけません。

例え中身が貴重品でもなんでもなくても、車のガラスを破られる可能性はぐんと高くなります。

 

こういうことは、残念ながらアメリカでは常識と言えるでしょう。

 

 

それにひきかえ・・・

 

 

仰天したのが、羽田空港での人々の荷物の扱いというか、他人への安心というか。

 

NYから羽田空港へやっとたどり着いて、夫と交替で荷物番になってトイレに行きました。

 

私が立っているすぐ横へ輪付きの大きなスーツケースを押してきた若い女性が、そのまま置くなりどこかへ行ってしまいました。

 

「え?は?これは・・・?」と慌てて声をかけましたが、聞こえなかったのかそのまま行ってしまいました。

 

夫がトイレから帰ってきたので、事情を話して今度は私がトイレへ。

 

すると、入ったすぐの鏡のところに数個の大きなスーツケースが放置されています。

 

 

んもう、つくづく感心してしまいました。

 

盗まれるなんて、夢にも考えないんでしょう。

 

日本は安全な国です。

 

それは皮肉でもなんでもなく、素晴らしく誇れることです。

いや最近はそうでもないとか聞きますが、いやいや頻度が違います。

 

ただそれに慣れてしまうと、違う環境に身を置いた時油断に変わるということも知っておいた方がいいんじゃないかなと余計な心配をしてしまいました。

 

スーツケースの女性が戻って来るまで長く待たされたので、余計にそう思うのかもしれませんが。

 

 

 


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