私の住むニューイングランド地方は、アメリカ北東部で海に面しています。
夏になると、ホエールウォッチング(Whale watching)ー鯨を見るための船が出るポイントが数箇所あります。
大人気でだいたい40-60ドルくらい、鯨を見られるかどうかは運しだいです。
近!
でも私はいつも「そんなに鯨が見たいか?」って思っていました。
というのも、なんとなく水に恐怖感を持っていることもあって、船に乗ると海底までの距離を思ってぞっとするのもあります。
それに鯨という巨大な生物に対しても、そんなに近くで見なくてもいいかも・・・という気もします。
そして今日、こんなニュースを読みました。
自家用ボートを持つ男性が趣味の釣りに出かけたら、魚の大群に遭遇した。
夢中になって釣竿で釣っていたら、突然その大群を追って来たと思われる鯨がボートに乗り上げてきた。
男性はなんとか無事に岸にたどりついたけど、恐怖のあまり「2度と海には行かない」。
私はこの男性の気持ちがよーく分かります。
今までホエールウォッチング中にこういう事故がなかったことの方が不思議です。
いや、鯨をそれほど近くで見たい人がいて、そういう人を見せに連れて行くビジネス自体に文句があるわけではありません。
需要と供給のバランスがとれていると言えます。
でも私は無料でも遠慮します。
私の前世はピノキオだったのかも。