アメリカでよく耳にする、デート・バイオレンス(DV)。
ドメスティック・バイオレンスのひとつで、デート中に一方(ま、だいたい男性)が酔うかケンカからエスカレートして相手に暴力を振るうことです。
なんでそんな奴と付き合ってんだ?と疑問に思うかもしれませんが、一番よくある例はきっと、まだお互いをよく知らない、あるいはブラインドデートで出かけて行ってのことでしょう。
そこで、そういう危険にある状況にある女性のために、フロリダ州南部のエリアのバーとレストランが救済策を実施しているというニュースを読みました。
どんなものかというと、助けが欲しい女性は “Owl Shot.” というドリンクをバーテンダーやウエイトスタッフにオーダーします。
そして、どういう助けが要るかを次のように頼むことで、知らせます。
- Neat: Bar staff will escort you to your car (ストレート:バーのスタッフが車まで付き添う)
- On the rocks: Bar staff will call a ride for you (氷入り:バーのスタッフが帰りの車を呼ぶ)
- With lime: Bar staff will call police (ライム入り:バーのスタッフが警察を呼ぶ)
このサインの指示は、女性トイレにだけ貼ってあります。
このシステムは、フロリダの大学生によって考案されたものだそうです。
デート・バイオレンスじゃなくても、しつこく絡まれた時にも有効ですね。
でも残念ながら、テレビのニュースでも放送されてしまったようですから、もう使えないと思うのですが。