友人のEのこと。
彼女は30代半ばで、3人の子供がいます。
3人とももうティーンエイジャーで、それぞれ違う相手の子供だそう。
Eとは前の職場で同僚として出会いました。
小さいことはぜーんぜん気にしない、起こってもないことを心配しない、私とは正反対の人です。
ついでにいえば、小さくないこともあんまり気にしません。
一緒に働いている頃、顔に痣をつけて仕事に来たことがありました。
よっぽど見て見ないふりをしようかとも思いましたが、やっぱり「ねえ、それって殴られた痣だよね。もしかして、旦那?」って訊くと、「うん、別に」とほっといてオーラをかまされて。
彼女の今の夫は、ドラッグを売って刑務所にいたこともあるそうで、酒を飲むと人が変わるって聞いてたし。
心配だったけど、本人が別にって言ってる以上何もできない。
で、その頃、なーんか最近太ってきたなと思っていたら、なんと3つ子を妊娠したそう。
へ!
アンタ、もうティーンエイジャーの子供が3人もいて、その上3つ子!?
で、私のびっくりが消えやらぬうちに、流産しちゃって・・・
去年また双子を妊娠したそうだけど、また流産したらしい・・・
で、2ヶ月前ついにこの夫と離婚が成立して、このたび決心してカリフォルニアへ移住することに。
そのフライトの荷物が重量オーバーとかで、一番上の息子を荷物とともに残して。
本当に最後まで彼女らしいドタバタで、彼女を見ていると口が開いたままになって、閉じるヒマがないくらい。
それでも、あきれはしても彼女の明るさと、どんなときも他人の気持ちに添える心の大きさをを嫌いになるのは難しい。
人って、経験から学んで賢くなっていくっていいますが、彼女の場合、経験をかみしめるどころか振り返るヒマもないので、ハードル競走のように次々にクリアしていくしかないんでしょう。
自分が蒔いた種とはいえ、よくこう次々困難が降りかかるものだと思います。
こうやって跳ぶんだよ
新しい土地では、いつまでも良いところを持ったまま、良い事ばかりあるといいね。