初めて聞いた時は、「まさか実現するわけない」と思っていた低所得者の永住権取得制限が、あっという間に現実となって、10月15日から実施されることに。
どういうものかというと、一定の経済的条件を満たさない移民にはアメリカ永住権(グリーンカード)を発行しないというものです。
ま、早い話、医療保険やフードスタンプ、住宅補助などで公費を使うような貧乏な移民はアメリカに来ちゃだめ!ということです。
でも最初から収入がある移民なんて、そうそういるわけない。
収入がないからアメリカで・・・って思うんでしょうし。
ってことは、移民お断りってことなんじゃない?
トランプ大統領自身の言葉では「米国人の利益を守るため、移民には経済的に自立してもらう必要がある」
メキシコとの国境に壁を造って不法移民を取り締まってきたトランプ大統領が、今度は合法的な移民をも制限しようとしているわけです。
現に国土安全保障省のデータによれば、申請者38万2千人が規制の影響を受けるらしい。
トランプ大統領の言い分は、アメリカNO1!の保守層にはウケるだろうな。
私も今年グリーンカードの更新が必要です。
すでに永住権を持っている者はこの新しい制限の対象外ということですが、今はそうでも将来はどうでしょう?
じわじわと嫌な予感がします。
次の段階はグリーンカード保持者の経済状態による制限とか。
そしたら、仕事を辞めた無職の私は国外追放?
私はアメリカのお荷物? 私、ピンチ?
私って日本人っていうより前に、アメリカでは移民なんだと思い知らされました。
・・・アメリカの政治のことはよく分からないのでめったに書かないできましたが、この新規制は他人事ではないし、びっくりしたので。
読んでくださって、ありがとうございます。