フェイスブックに古い知人からメッセージが来ていて、突然思い出に襲われました。
今でこそヘンな髪型をして、アメリカの片隅でどんよりしていますが、そういや一時は叶姉妹と鉢合わせしてもおかしくないくらいの”セレブ”な生活をしていたことがありました。
今では前世のようにさえ思えることです。
所は東京南麻布、フランス大使館館員用の住居。むかーし昔
写真拝借
文化部の外交官だったA氏は、それも仕事の一環として毎週末のようにパーティーを開いていました。
私はそこで、映画『男と女』のあの有名な曲を書いた人とも会いましたし、超有名ということですが私には誰やらさっぱりという人たちにも会いました。
A氏の住まいは3ベッドルームですが、天井がものすごく高く、キッチンに続くサロンとリビングルーム的な部屋、テラスなどとても広々として美しかったのを覚えています。
ひとつのベッドルームはフィリピン人の住み込みのお手伝いさんの部屋でした。
場所が場所ですし、あの広さですから、大使館がある程度(多分半分)住居費を負担しているにもかかわらず、月約50万円払っていると言っていました。
当時で、ですから今ではいったい・・・
出かける時には外交官ナンバーのベンツです。
このナンバーがあれば、治外法権ということで駐車違反の切符を切られることもありません。
今やっと問題になっているようですね
良い事づくめのようなんですが。
フランス人(私が知っている人限定)というのは、もともとなんというか鼻持ちならない妙な自負がある上に、外交官ということでこういう特権を与えられるものだから、助長して手に負えない感じ。
それがだんだん積もり積もってきて、しかもここは日本。
「ヒトの国で何様のつもりだ!」ってなってしまって。
それでめぐり巡って、今はアメリカでヘンな髪型してどんよりしているんです。
人生どう転ぶか、分かりませんね。
あのままいけば、外交官夫人だったかも。
今どんよりはしていますが、自分らしくて楽かなと。
このヘンな髪型は我慢できませんけど。