このブログでも何度か登場してもらったフランスからの美しい友人が、ご主人の仕事のためヨーロッパへ帰ることになりました。
それでさよならパーティーによんでいただきました。
その名も”アラビアンナイト・パーティー”
いや、この名前を見た時イヤな予感はしたんです。
というのも、彼女は無類のコスプレ好き。
無理強いはしなくても、きっと客にも”アラビアン”な格好で現れることを期待しているはず。
ご期待に添えたいのはやまやまですが、あなた!
私の”アラビアン”なイメージってこう。
私が腹丸出しっていうのは、いくらなんでも許されるものではありません。
さんざん悩んだ挙句、無難なブラックドレスにせめてもの金のアクセサリーをじゃらじゃら。
そして、メイクのポイントはアイラインですよね。
ところで、彼女が料理ができるなんて聞いたことがなかったし、したところも見たことがなかったのですが、その夜の彼女の渾身のメニューがこれです。
何がナンだかさっぱり
全部料理するのに1週間かかったそうです。
終いには、ぶっ倒れそうな彼女を気遣ってご主人も料理を助けたそう。
そこまでして作ってくれた料理、あるものは地獄のように辛いと聞いておっかなびっくり全種類いただきました。
一皿づつ使ってある香辛料とかハーブが違って、それぞれがとても不思議な味。
おいしいと思ったのもあれば、これはちょっと・・・と思ったものもあり。
得難い味覚の経験をしました。
さて、その夜の美しい彼女の出で立ちは、まるでディズニー映画のお姫様のようでした。
これは本物のモロッコの民族衣装なんだそうです。
料理の説明をしているところ
またひとり友人が近辺からいなくなってしまうという悲しみも、この不思議な味の体験が薄れさせてくれました。