ニューヨークの日本食料品店へ行くのは、私にとって特別で楽しい。

しょうゆ1本買うのでさえ、うきうきします。

普段、近くのグローサリーストアに買い物に行く時は「ちぇ、めんどくさいな」と思うくせに。

 

日本の食料品が手に入るのはもちろんうれしいですが、もうひとつ、無料で日本語のフリーペーパーが手に入るという楽しみがあります。

少なくとも5種類くらいは常時置いてあって、読みでがあり、読んだ後はかなりのニューヨーク通になれた気になります。

 

 

以前私が住む市にも、週刊のフリーペーパー(英語)がありました。

が、大手の全国紙でさえ生き残りに苦心している状況、数年前になくなってしまいました。

 

内容は、日本語のものの充実度にははるかに劣りましたが、市内のイベント情報や新しくオープンするレストランなど、やっぱり自分が住む所のことですから、いつも読んでいました。

 

 

そのフリーペーパーの最後のページに、出会いを求める人たちの投稿欄があったのを覚えています。

”Men to Women(女性を探している男性)" "Women to Men"の他に、"Women to Women" "Men to Men"もあったのがアメリカらしい。

 

多分投稿文は3行以内とか、決められていたんだと思います。

短い中にも自分のアピールと相手に求めるものを込めなければならないので、苦心した様子がみえてたいへん興味深い。

 

男性が女性に対してのアピールとしてよく見たのが、「ビーチを散歩」「キャンドルライト・ディナー」っていうふたつで、男性が女性はこういうものが好きだろうと考えているのが分かります。

それにしても、そのディナーは誰が作るのかが気になります。

まさか自分はろうそくを灯すだけっていうんじゃないでしょうね?

 

そして、目立つのは”Asian woman”を求めている男性が多いこと。

アジア人女性がいいっていうそのココロは、スリムでやさしい、従順で若く見えるというステレオタイプを求めているのでしょう。

よっぽどアメリカ人女性に痛い目にあわされたんでしょうか?

 

 

など、色々とツッコミながら読むのが楽しかったりしました。左矢印 ヒマだったんだね~

 

とにかく、小さな市なのに大変な数の人たちが出会いを求めていました。

もちろん匿名ですからどこの誰かは分かりませんが、もしかしたら知ってる人もいたんだったりして・・・

 

 

 


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