先日、日本にあってアメリカにないもののことを書きました。
もうひとつ、私が知らないだけかもしれませんが、日本にあってアメリカにないもの。(正確には、アメリカにも日本人向けのものはあります。)
結婚相談所です。
日本のように、堂々と看板を掲げているところもなければ、新聞や雑誌に広告が出ていることもありません。
ついでに言えば、親戚や近所のおせっかいなおばさんが「お宅の娘さんにぴったりな方がいるのよ」と乗り出してくるなんていうことも聞いたことがありません。
じゃあ、アメリカ人はどうやってパートナーを探すのか?
もちろん、日本と同じく大学でとか職場でというのが大部分でしょうが、どうもうまく自分と合う人が見つからない場合です。
一番多いのは、インターネットです。数日前のブログ登場の友人Jもそうでした
無料の出会い系サイトも多いですが、有名どころは入会料を払うシステムで、入会料を払うことはそれだけ真剣に相手を探しているということで、人気があるようです。
実は友人に登録した人がいて、いろいろ教えてくれました。
自分の情報を入力して登録し、相手に求める条件を入力すると、コンピューターがマッチングしてくれます。
条件がヒットした相手を紹介してくれるので、興味がある人へメールを送って、うまくいけば会おうということになります。
友人が登録したサイトは、顔写真は載せても載せなくてもいいんだそうで、そうです、大事なのは人柄です!
でも、勝手に抱いたイメージと実際に会った時のキャップが大きそうなのも確か。
なんとなくインターネットの出会い系サイトというと、あまりロマンチックなイメージではないかもしれませんが、要するに、日本の結婚相談所がやっていることを、相談所の仲介なしに直接本人同士がすると考えれば、かえって合理的かと。
相談所によっては、法外な入会金や紹介料をとったりするらしいし。
それになにより、そんなに大事なことを他人まかせにしたり、自分のプライバシーを第3者に知られるのを、アメリカ人は嫌うのかもしれません。
その割には、離婚するカップルが多いんだけど。
私が知る限り、この方法で結婚したカップルは3組。
先日のJは、4年後に離婚に至りましたが、あとの2組はその出会いを聞いた時にはびっくりしたくらい、しっくりと仲が良いです。