さて、いよいよ退職の日が近づいてきました。
キッチンのカレンダーに「nekotowine最後の日」とばっちり書かれているので、同僚たちは私が辞めることは知っていて、ざわざわしたり個別になんで突然辞めるのかと訊いてきます。
別々に同じ説明を繰り返すのが面倒になって、今日大部分の人がいる時間を見計らって、右腕が痛くて思うように働けなくなったという理由と今までの感謝を述べました。
すると、ころっと同僚の態度が変わって!
キッチンの仕事というのは荒っぽいものだし、そういうタイプの人が多いので、今までは「ちょっとこれやっとけ」とか「なんでこれが出来ないんだ!」っていう言葉をがんがん頂戴していました。
ところが今日は、私が苦労して思い切り重いダック・コンフィ(鴨のオイル煮って感じ?)の入った容器を持ち上げようとすると、向こうから同僚が走ってきて「いいから、自分が持つから」って。・・・あ、ありがとう
ドレッシングを作っていて、サンフラワーオイルが足りなかったので、16キロのオイルが入った容器を持ち上げた途端、さっと隣にいた同僚がオイルの容器をひったくって「何、どこに入れたいの?」って。・・・あ、ありがとう
別に重いモノを持ち上げた時だけじゃなくて、作らなくてはならないソースのレシピが見つからなくて困っていると、同僚が2人して探してくれたり。・・・こんなことは今までに一度もなかったな
ひとつの仕事をやり始めたんだけど、緊急に別のことを優先しなければならなくなって、それを終えて帰ってくると、やりかけていた仕事がすでに誰かの手でやってあって。・・・ひゃ~雪が降るかも
でもこういうことが続くと、とーーーってもありがたいんだけど、なんだかすっごいばあさんになった気がしてきます。
もっと普通に接してくれないと、最後の日はばあさん、泣いちゃうんですけど。