日本で「アメリカンコーヒー」というと、諸説あるようですが、一般的には薄めのコーヒーをイメージするようです。
では実際にアメリカのコーヒーは薄いのか?
これは半分イエス、半分ノーだと思います。
イエスの代表とも言えるのは、アメリカのそこここにあるダイナー(簡易食堂みたいな?でもなぜか、本当になぜか子供連れは少ない)で出されるコーヒー。
確かにコーヒーの色はちゃんと濃いのに、味は紅茶の”コーヒー味”っていう感じ。
ダイナーによっては、コーヒーをオーダーするとおかわり自由のところもけっこうあって、生活に疲れたようなウエートレスが”コーヒーのおかわりはどう?”と何度も注ぎに来てくれます。
なるほど、これだけ薄いから何杯も飲めるんですね。
ではノーの場合は、といえば、いわゆるコーヒーショップでは日本より濃い、風味だけじゃなくて密度も濃いコーヒーを出してきます。
スタバを初めとするチェーン店のコーヒーも、ダイナーのものとは大違いの濃さのものです。
近所にイタリア人のオーナーが経営するコーヒーショップがあります。
そこのコーヒーは濃いので有名で、エスプレッソ並みというか、砂糖やクリームを入れる時にかき混ぜるスティックがカップの中で立つんじゃないか、と思うくらいです。
お腹のデリケートな私は、カップ半ばでトイレが必要になります。余計な情報ですね、すみません
アメリカ人は一概に、コーヒーが好きなようで、私の住む町にもコーヒーショップはたくさんあります。
日本の喫茶店と違うのは、まずカウンターでオーダーして料金を支払います。
オーダー時に”To stay or to go?(ここで飲むかテイクアウトか)"と訊かれます。
店内で飲むなら陶器のコーヒーカップに入れてくれて、テイクアウトなら紙コップに入れてくれるので、その後席を見つけて座るなりコーヒーをもらって外へ出るなりします。
カウンターの近くに砂糖やクリームなどがあって、自分で好きなものを好きなように入れます。
シナモンやはちみつ、チョコレートパウダーなどもあったり、クリーム、ハーフ&ハーフ(クリームとミルクの半々)とミルク、スキムミルクなど選べます。
私が好きなコーヒーショップ。3つのコーヒーポットにはスキムミルク、ホールミルク、ハーフ&ハーフ
うちでは、ある程度濃い風味のコーヒーが好きなので、エスプレッソの粉を普通のコーヒーマシンで淹れています。
エスプレッソほど濃くはないけど、コーヒーよりは味が濃い。
エスプレッソのアメリカンコーヒーとも言えるかもしれません。