アメリカの政府機関閉鎖が続いていますが、問題は何もトランプ大統領が大学のフットボールチームをホワイトハウスに招待して、誰もいないから自費でファストフードをふるまった、ということでは済みません。
私たちの生活にもじわじわと影響が大きくなってきています。
例えば、空港のセキュリティチェックなどを行うTSA( Transportation Security Administration )の職員の中には、この政府閉鎖中給料を支払われないので、生活のため休暇をとって他でアルバイトをしなければならない人もいます。
実際そういう事態が生じているため、普通でも飛行機の離陸2時間前に行かなければならないところを、いったいどのくらい前に行かなければならないか。
セキュリティを通る列の長さを想像すると、どこにも行きたくなくなります。
もっと個人的に困るのは、グリーンカードのこと。
私はアメリカの市民権をとらずにグリーンカードで滞在しています。
グリーンカードは10年毎に更新しなくてはなりませんが、ちょうど今年が更新時なんです。
今朝のニュースで、
・移民局でもTSA同様職員の欠勤、あるいは自宅待機のために、手続きはストップしている状態
・その影響で、移民が新しくグリーンカードの申請をしてから普通は3年待たなければならないところ、おそらくはその倍の6年かかるだろう
と言っていました。
6年!
申請者は、その間はアメリカから出ることもできません。
私の場合は更新なので、それほど長く待たなくてもいいと思いますが、それでも通常よりは遅れるでしょう。
ちょっと話は逸れますが、超びっくりしたのはグリーンカードのように大切なものでも普通郵便で配達されます。
こんなに信用がならないアメリカの郵便システムで、そんなに大事なものを送ってくるって・・・
私にとってはものすごく大事なものでも、他の人にはただのプラスティックのカードっていうことなんでしょうか。