ちょっと調子が悪くて医者へ。
と日本では普通なことが、アメリカでは大変!
アメリカに住んでいるたくさんの人が既に書いていると思いますが、元気な時に準備万端にしておかないとひどい目に遭います。
私のように、ぎりぎりにならないと動かないタイプは、そりゃもう。
具合が悪くなっても、医者に診てもらえるのは数ヶ月先とか。治っちゃったりして
仕事先で保険をカバーしてくれる、配偶者のカバーに入る、といういずれの場合にも当てはまらない私は、保険を自分で買うことになります。
私が払える範囲の保険は、ものすごい怪我や大病をするまでは基本自費払いで、保険に入っている意味はそんなにありません。
じゃあ、なぜそれでも保険に入るかといえば、医者をゲットするためです。
は?と思うでしょうが、入っている保険によって診てもらえる医者が決まってくるんです。
保険に入っていなければERに駆け込むしかありません。
なので、日本のように「あそこの医者は評判が良いから行く」というのは、あり得ません。
入った保険によって医者のリストがあり、そこから選んで電話をして予約をとります。
が、リストは名前だけで、どう判断すればいいんでしょう?
場合によっては、女性か男性かも分かりません。
そういう具合なので、今までたくさんの医者に会いましたが、”パス!”と心の中で叫んだ医者のなんと多かったことか。
ある医者は私が症状を説明しているのに基本の検診にこだわり、虫眼鏡を片手に目のチェックに妙に時間をかけていました。
もう顔と顔がくっつきそうにまで近づいて、何がそう気になるのか、いつまで目をチェックしとるのだ!
私はお腹の調子が悪いと言っているのに!
またある医者は、もんのすごく年老いていて、かすかにぶるぶる震えています。
いや、ちゃんと狙った所に注射できるんですか?
アンタの方こそ医者が要るよ!
ぶっちゃけて言えば、お金によるレベル分けとも言えるかも。
なんだかんだと言っても、日本って良い国だな。
長寿の原因はこういうところにもあるんでしょう。