私は、以前も書きましたが、犬並みの嗅覚を持っていると自負しています。

が、実は嗅覚が鋭くてもあんまり良いことはありません。

イヤな匂いを嗅いで気持ち悪くなることの方が多い。

例えば過去には、失礼ながら日本へ帰る13時間の飛行機で、隣り合わせた乗客のだんだん強くなる体臭が恐怖だったことも。

 

一方、夫は、全く鼻が利きません。

せっかくプレゼントした高価な香水もつけ忘れることが多く、「豚に真珠」あるいは「猫に小判」状態。

「夫に香水」も同列でイケるくらい。

 

夫が唯一、鋭く反応するのが納豆の匂いです。

彼によれば、この世に在り得ないくらいの匂いなんだそうで、それを食する私をなんともいえない目で見てくるの、止めてもらえませんかね?真顔真顔真顔

 

 

そんな夫が奇妙にも固執するのがインセンス(お香)です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

夫は画家なのですが、絵を描いている時に大音量でパンクロックを聴いてインセンスを焚いていると、インスピレーションが湧くんだそう。

 

しかし、私はこのインセンスの匂いが苦手。

強すぎるのと、燃やしているわけですから煙系の匂いがちょっと。

鼻腔に張り付きまくる感じがして、息苦しい。

 

色々な種類の香りがあるのでしょうが、夫が特に好むのが白檀系

日本人の私にとっては、まさに仏壇を連想させる匂い。

なんだかお経まで聞こえてきそうな気がします。

 

しかし、そういう諸々を知らない夫にいちから説明するのが大変面倒くさい。

いや、説明したらパンクロックが本当にお経にとって変わるかもしれない。

 

一緒に暮らして十数年が経ちますが、未だにちょっとよく分からない夫の萌えポイント。

そういう危惧がある限り、黙って白檀のインセンスを嗅いでいようと思います。

 

 

 

 


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