最近つくづく思い知っているのが、「私って力がないんだわ」ということ。
キッチンの仕事ってもちろん料理のスキルも必要ですが、日常生活ではあり得ないほどの重さの物を持ち上げたり運んだりすることが、とても多い。
私は50パウンド(22.7キロ)の小麦粉の袋を持ち上げて容器に移すためにひねった格好でしばらく停止したため、腰を痛めてその次の3日間動けませんでした。
ところが同僚たちは70パウンド(31.8キロ)のものでも平気で持ち上げます。
オーブンの中で煮えたぎって、熱いのでつかむのに苦労するめちゃくちゃ重いオイル漬けのショートリブや鴨なんかも平気で取り出します。
すっげーな。といつも感心します。
ちなみに、オーブンの中のものを出すのには鍋つかみのようなものは使わず、タオルです。
私は今でも慣れなくて、つかんだトレイを落としそうになることは何百回もあります。
つかむところがあるものなら何とかなるのですが、つるつるの油紙みたいなものに入った重いものとなると、お手上げです。
大変情けない。
そして今日、またしても力の無いことが仇となった、チーズ切り。
チーズといっても、グリュイエールとかパルメジャーノとかは丸のままで、私は持ち上げることさえできません。
これは4分の1にカットされていますが、それでも30パウンドあります。
フォンデュとかに使うので、機械にかけて粉砕するのですが、その前に小さく切り分ける必要があります。
写真ではそれほど大きく見えないかもしれませんが、このナイフは腕1.本以上の長さ
やっとの思いでまな板まで運んで切ろうと思うのですが、写真の両手ナイフに全身をかけても、外側のバカみたいに堅い皮は1センチくらいもあって、びくともしません。
いっそチーズを床に置いて、この両手ナイフの上に乗ってやりたいくらい。
空しく奮闘している私を見かねて、同僚が助けてくれました。
情けない・・・。
ともかく、本当に非力でやんなります。
力が強くなる方法ってないのかな?