食べ物にはあんまり期待しない方がいいと言われるアメリカでも、食のグローバル化は確かに進んでいます。
もっと正確に言うと、上を目指すレストランや、上というよりちょっと目新しい右や左(どこだ、そりゃ?)を目指すレストランは、珍しい食材や調味料をたえず探し、使いたがります。
一方、ハンバーガーやピザが一番!といって、新しい食べ物を試してみたがらない人も依然と多く、2分化が進んでいると言った方がいいかもしれません。
私が働いているレストランも、そういうものへの興味と知識はとても高くて、勉強になります。
見たことも聞いたこともないレタスやハーブ、調味料がたくさん。
塩だけで30種類はあります。
「あの塩の代わりにこの塩を使ったら?」という疑問が浮かばないでもありませんが。
それに、日本の”柚子胡椒”。
日本人の私が、胡椒と付くくらいだからパウダー状のものだろうと思って、香辛料の棚を探しまくっていると、実は柚子の皮を使ったペースト状のものであるから冷蔵庫に入っていたりします。見つからんわけです
柚子胡椒
しいたけ、まいたけ、ししとうも毎日使うものです。
せっかくですから、ししとうとサワークリームを使った簡単なソースのレシピを教えましょうか。
ご存知のように、ししとうは辛いものに当たるとしばらく物も言えないくらいですが、ソースにしてしまえば均等になります。
1. 20本くらいのししとうを焦がす
オーブンでもトースターでも直火でもなんでも。
ちょっと焦げ目がついたらひっくり返して反対側も同じように柔らかくなるまで焼く。
2. ししとうが冷めたら、ヘタをとる
種はそのままで大丈夫。ヘタだけ爪でちぎる。
3. ブレンダー(ミキサー)にししとうとサワークリーム(1.5~2カップ)、塩を少し入れて混ぜる
塩は少しだけ入れて、混ぜた後で味見して必要なら足す。
これだけです。
けっこう何とでも合いますが、特に合うのがビーフ。
ただ塩こしょうしただけのステーキによく合います。
ソースといってもけっこう固いクリーム状なので、ステーキの上にかけるのではなく、下に敷くと見た目にもうっすら緑色できれいです。
興味があったら試してみて下さい。