ガレージ付きの一軒家に住んでいる方には関係ないでしょうが、アメリカでは、アパート住まいあるいは路上駐車という人々には注意しなくてはならないことがあります。
それはこれ。
この赤いサイン
これは、道路を掃除する車両の邪魔にならないように、このサインが貼られたら、その日は道路のその側には駐車できないという公示です。
毎週決まった曜日にあるなら、こちらも習慣として気をつけるようになるのですが、私が住む地域では、不定期に前の日にとっても突然に現れるこのサイン。
知らずに駐車しようものなら、牽引車(Towtruck)にどこかへ車を持って行かれます。
道路の掃除は区域によっていっせいに行われるので、その日の朝には多数の牽引車が車をどこかへ持っていくのを見て、「あーあ、気の毒に」と思います。
夫も何もないスペースに立ち尽くしていた経験者です。
朝、仕事へ行こうと外へ出て、車が昨夜停めた場所に無いのを見て盗まれたと思ったのか、「私の車はどこよ(Where is my Fuckin' car)!?」とわめいている隣人を見たこともありました。
そりゃ、前の晩に停めたはずのところに車がなかったら、「は?」と思いますよね。
警察に電話して、高い牽引代を払って(頼んだわけじゃないのに)、車を町のはずれまで引き取りに行って・・・
とんでもない朝のスタートです。
一方、ニューヨークの友人のアパートの前の道路は、毎週月曜日がこの道路掃除の日。
が、周辺もアパートだらけのこの地区。
普段でも自分のアパートから2ブロックくらい離れたところにしか駐車できるところを見つけられないのに、日曜日の夜は、へたをすると地下鉄一駅分くらい離れたところにしか停められないそうです。
なので、日曜日に出かける時は、車があるのに地下鉄で出かけるんだって言っていました。
アメリカの他の地域でもこうなんでしょうか?
と、今朝まだ暗いうちから牽引される車を見ながら思いました。
もちろん、道路をきれいにしてくれるのは有難いことですが、いったい何人が”Where is my Fuckin' car!!”と今朝も叫んだことか。