アメリカで買い物をする時、私は今でもキャッシュ派です。
が気がつけば、周りはコーヒー1杯買うにもクレジットカードを使う人が大多数です。
私がクレジットカードを使いたくない理由は、何か間違いがあった時に、彼らの短い営業時間を待って交渉するのが面倒だから。
そのため、いつもキャッシュで払うことになり、結果クレジットカード派にはできない経験をすることになります。
問題はいつも、キャッシャーでの支払いのとき。
例えば39.77ドルの買い物をしました。
40ドルを出すと、23セントのおつりが来るはず。
10セント硬貨(ダイム)2枚と1セント硬貨(ペニー)が3枚の、計5枚の小さいコイン。
財布の中がごちゃごちゃします。
なぜ10セントコインと1セントコインはあれほど小さいのでしょう?
それを避けるために、40.02ドルをキャッシャーに渡します。
するとおつりは25セントになり、25セント硬貨(クオーター)1枚が私に返ってくるはずです。
しかし、この +2セントが多くのキャッシャーを激しく混乱させます。
何度「え?77セントなのよ?なに、この2セント???」と聞かれたことか。
中には何を思ったか、これじゃあ足りないとか言ってきた人も。
私の観察によれば、混乱するキャッシャーの数は8割に上るんじゃないかと思います。
あまりに分かってもらえず、そのままレジにタイプしてみて下さいと頼んだこともあります。
もちろん、諦めたことも。
その点、中国、韓国人経営の店では、そういう場面に陥ったケースは皆無です。
さすが、アジア人の計算力はたいしたものです。
ですが、キャッシャーにしてみれば、私のような面倒くさい客はクレジットカードにしてくれと思うかも。
私もそう思います。